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実父に包丁を突き付けられた幼少期

普段は普通な人に見える実父だったが自分が気に食わないと
怒鳴り散らし暴れまわる
包丁を突き付けられることも日常茶飯事だった

喧嘩が始まると決まって階段の下の小さなスペースに隠れていた
今思えば全然安全ではないその場所
小さい私が入り込むには十分だったが
今思えばほかの家族はどうしていたのだろうか?
実母は?祖母は?まだ小さかった兄弟は?

私はこの頃から自分の事しか考える事のできない人間だったのだろう
自分がよければ
自分が安全であれば…

よくある話で、長子が下の兄弟の盾になる…みたいな
綺麗な事はまったく頭になかったと思う
ただただ時間がすぎるのを
なんなら実父がころげて自分で包丁がささるのを
小さな小さなその場所で小さく座って待っていた



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