現実を知り自分を創る
【現実を知る】
実兄ぎせいさんから実父どんさんの事で電話があったので私どいたまの思いを書かせていただく
実父どんさんが酸素吸入を開始した
先日実父どんさんの弟(私どいたまの叔父)と顔を見に行った
実父どんさんは言葉はなく、目はうつろだった
病院からはいつどうなってもおかしくない状況だと知らされた
実兄ぎせいさんは実父どんさんの許せない事や自分の苦しみを話てくれた
実父どんさんは政治家でもなく、大学教授でもなく、名高い功労者でもなく、ただ普通の公務員であったのにかなりプライドが高く(結構多くの人がプライドは高めだとは思うが)自分が発言すれば無理な事も罷り通るなんて思っている
実父どんさんは実兄ぎせいさんが大学生の時に勝手に通学していなかった事を知り、通学しない理由をたずねる訳でもなくお金で解決させた事、実兄ぎせいさんの息子が高校でいじめにあった時には、高校の校長がちょっとした知り合いだったからか、自宅に呼び付け、いじめをした人物をつきとめて、孫が学校に行けるように取り計らうように求めた
実兄ぎせいさんはその度にいらん世話と思いつつも実父どんさんには逆らえなかった
また、私どいたまにも実姉まきこさんにも言えない、墓場まで持って行かなければならない事案があると言う
のちにこの内容を聞く事になるが、私どいたまは"墓場まで持っていくほどの話ではない"と思っている
実父どんさんが亡くなる前に、自分の気持ちを吐き出して気持ちを楽にした方が良いから、話してくれてありがとうと伝えた
今さら実父どんさんに思いをぶつけたところで何も返ってこない
ただ、無意識の感情を意識にあげてほしかった
私どいたまは「また会って話をしよう、私どいたまにいろいろな気持ちを打ち明けてほしい」と言うと「はい、わかった、ちゃんと考えて気持ちを整理してみる」と言ってくれた
この電話の翌早朝に実父どんさんは旅立った
92歳だった
潮干狩りや温泉に連れて行ってくれて、私どいたまの娘や息子と遊んでくれて、仕事のアドバイスをしてくれて、本当にありがとうございました
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