本のきろく#002~この闇と光~
「354円になります。」
と言われて、財布の中は小銭がいっぱいで、だけど財布の中に1円玉は3枚しかなくて、5円玉はたくさんあったので355円出したら、1円のおつりやな。と思いながら351円出していました。
私とレジにいた子は、その結果に二人でトレイのお金をしばらく見つめながら固まっていました。
間違えたというより、1円が返ってくる想像をしたうえで、1円を出したということをわかってほしい。(ちょっとクセ強すぎるで。)
さて、今朝あった私のどうでもいいことより、本のご紹介をいたします。
「この闇と光」 服部まゆみ著
レイアは、王国のお姫様。
父は優しく穏やかな王、王国はクーデターがおこり父は失脚。母は逃亡中に亡くなった。
3歳で目の見えなくなったレイアは、父とダフタという侍女と共に山奥の別荘で過ごしている。侍女ダフタは目の見えないレイアに殺してやる!と罵り虐待を繰り返す。
父が録音してくれる朗読の物語、美しい音楽と共にレイアは美しい光の娘と称されながら育っていく。
レイアが15歳の誕生日を迎えた頃、一気にレイアの世界が崩れていく。
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無数に張り巡らされた伏線と予想不可能な結末に夕方にかった本、夜中に最後読むまで寝れへんかった。
という感想を昔のわたしは書いておりました。やればできるんやん。ちゃんとしーな。
なんかね、これがきっかけでどんでん返しものをよう読むようになったかもしれません。耽美な世界だけど、中盤以降ラストに向けて一気に読み手の世界を変える感じです。
読書って家にいながらいろんな世界を体験できるのがすてきだなぁーいいなぁーと思う。
世界を変えてくるっていうのに興奮して、読み終わったあといろんな人に話してみたけど、いまいち伝わらなかった感。
こんなストーリーほんまによう考えつくなぁー小説家って。
いきなりですが、今日はここまで。みなさんごきげんよう。