アースデーについて子どもたちに話をはじめたら、思わぬ方向に
4月22日はアースデーです。現地校では毎年アースデーについてキンダーのときから当たり前のように学びますし、娘が通う学校のASB(生徒会)もイベントを主催します。日本語学習クラブでも4月に取り上げる定番となっていたので、私も先週のクラスでとりあげてみました。
私「アースデーはいつ?」
1人の子が手を挙げて
「4月22日」
私「みんなサンタバーバラ行ったことある?」
子どもたち「ある」
私「1969年にサンタバーバラで石油流出事故があって、それがきっかけでアースデーが始まったんだよ」
子どもたち「石油流出?」
私「石油を運ぶタンカーという船が岩にぶつかってのりあげたりすると、船がこわれて、そこから石油が海に流れ出すの」
そう説明しても子どもたちにはびんとこないよう。石油はなんであるか? そして石油流出が海の汚染につながり、自然環境に悪い、ということから説明が必要なようです。
「石油が海に流れ出すとこんなかんじ」
子どもたちに写真を見せると、反応します。
「油で羽が汚れた鳥の写真みたことないかな?」
すると一人の子が「あるある!」
みんなにわかってもらうために、再び写真をみせます。
「うわー」
石油にまみれ茶色くなってしまった鳥の写真を見て、みんないやそうな顔をします。
私「鳥もそうだけど、海の下にいるプランクトンという私たちには見えない小さな魚のえさも息ができなくなってしまうだよ」
子ども「死んじゃうの?」
私「そうそう、エサがなくなると魚もたべるものなくなるでしょ?」
子ども「あー、しってる。魚がプランクトンを食べて、魚をペンギンがたべて・・・」
食物連鎖のことをいっているな、と思い私がホワイトボードにイラストを描き始めると、子どもたちがよってきてこんな状況に。
子どものスイッチが入ると話はどんどん脱線してしまい、私が想定していなかった話をすることになります。
本当は3R(Reuse、Recycle、Reduce)の話をしようかとおもってたんですけどね・
子どもたちのアンテナにひっかかったからよしとしましょう。
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