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Ubieで生成AIソリューションをすぐ活用できる理由

こんにちは、Ubie コーポレートエンジニアのtamosan(https://twitter.com/tamosan_01)です。社内IT基盤の整備や業務生産性の向上について、コーポレートエンジニアリングチーム(CET)の一員として推進しています。

近年、あらゆる業界で生成AI(Generative AI)の活用が加速しています。文章生成から画像生成、プログラム補助まで、その応用範囲は日々拡大中です。#Ubie 生成AI Advent Calendar 2024でもお伝えしている通り、Ubieでも例外なく、社内のさまざまな業務効率化やイノベーション創出を目的として生成AIを積極的に取り入れています。
弊社の @udon が生成AIの利用環境について求人に記載している発信をしていましたが、本記事では なぜUbieでは生成AIソリューションをすぐに活用できるのか、その背景とポイントを解説します。


1. 生成AIの必要性を強く感じている従業員が多い

Ubieには、生成AIによる生産性の最大化効果を実感している人材が多く在籍しています。具体的には、以下のようなシーンで生成AIが使われています。

  • 開発チーム:コードの補完やレビューの効率化(Devin、cursorなど)

  • カスタマーサクセスチーム:商談準備に向けた資料作成の効率化(社内生成AIツール、Perplexityなど)

  • アクセラレーター本部:従業員むけガイドの下書き作成(Notion AIなど)

これらのタスクは、人がゼロから作るよりもスピードアップケアレスミスの減少につながり、結果として生産性が大きく向上します。また、Ubieにはこうした生成AIツールの扱いに慣れた「生成AIプロフェッショナル」が多数在籍しており、ノウハウ共有が活発です。そのため、組織全体での学習スピードも速く、継続的に新しい活用方法が見つかっています。
事例詳細については、以下のnoteもご参照ください。

2. 試すためのプロセスが整っている

「いいツールがある」と分かっていても、実際に使い始めるまでのプロセスが煩雑だと、導入に時間がかかってしまいます。Ubieでは、生成AIソリューションを素早く導入するために以下のような仕組みが整備されています。

生成AIサービス利活用ガイド

社内専用のガイドラインを作成し、生成AIサービスの用途や注意点、データの取り扱いルールなどを明確に定義しています。新しいサービスを利用する場合でも、このガイドを参照すればセキュリティ面やプライバシー面で留意すべき点がひと目で分かるようになっています。

従業員が生成AIをどう取り扱うと良いか記載

導入のためのセキュリティチェックが高速

外部サービスを利用する際、企業としてはセキュリティリスクを慎重に評価しなければなりません。Ubieでは専用のセキュリティチェックフローが整備されており、必要な書類や情報を一括管理する仕組みを整えています。従業員がリクエストするために必要な情報を最小限とし、利用規約やプライバシーポリシーなどを @yoshiyan をはじめとしたCET(Corporate Engineering Team)が素早く確認・判断するプロセスとなっています。
その結果、最短で数日程度で利用可否の判断が下りるため、スピーディにPoC(概念実証)を始められるのです。

特定フォーマットでチェック申請、Slackでやりとり、履歴がJiraに記録される

サービス一覧管理が整理されている

生成AIサービスは日進月歩で新しいものが登場します。社内でも利用中・利用終了などのステータスを見える化することで、「この用途ならあのツールがよさそう」というマッチングが素早く行えます。この一覧はすでに社内にて整理されているシステム一覧を活用しており、これは前述のセキュリティチェックを実施したサービス群が表示されるようになっています。
このように利用サービスとチェック観点が明瞭になっていることで、同じ課題を繰り返し検討しなくて済むのが大きなメリットです。

利用システム、用途、取扱OKとなる情報レベルなどを明示

3. 従業員が積極的にPoC(概念実証)を実施

ガイドラインがあるだけではなく、従業員一人ひとりが自律的に「まず試してみる」カルチャーを持っている点も、Ubieの大きな強みです。Ubieではセルフディベロップメントという自分たちで自分たちを成長させる考えを非常に重要にしており、その考えがこういった取り組みにも根付いています。

  • ツールを導入したらすぐ試す:1日でも早く業務に適用し、その効果を実感する

  • 適切なセキュリティ対策:社内ガイドに沿って機密情報の扱い方や権限設定を適切に実施

  • 成果や学びの共有:成功・失敗事例をまとめてドキュメント化し、他チームとの情報共有を活発に行う

このように、「使ってみよう」という前向きな意志と「慎重さ」のバランスを保つことで、トライアンドエラーのスピードが上がっているのです。この思想は、UbieのValueであるFull throttle but safeに基づいた行動理念となっています。

従業員が自発的に生成AIの勉強会を開催

4. 入社すぐに生成AI利活用が可能となる

Ubieでは、既存の従業員だけでなく、新規に採用する人材も生成AIの利活用ができるようになっています。初手はNotion AIをオンボーディングし、ハイコンテキストなUbieの社内情報を素早くキャッチアップできるようになるプログラムとなっています。

オンボーディング資料として、その利点とユースケースをまとめ
  • 新卒・中途ともに研修プログラムの充実

  • オンボーディングでAIツールのハンズオン

  • プロジェクトにおけるAIの実装タスクを積極的に割り当て

これによって、入社したばかりのメンバーでも最初から生成AIを業務に取り込む習慣が身につき、組織全体で生成AIの利活用が当たり前の状態になっています。

まとめ

Ubieが生成AIソリューションをすぐ活用できる理由は、組織文化・プロセス・人材育成の三位一体がうまく機能しているからです。

  1. 従業員が生成AIの必要性を強く感じ、ノウハウを共有

  2. 導入プロセスとセキュリティ基盤が整備され、試しやすい環境

  3. PoCを従業員自ら積極的に実施し、成果や学びをオープンに共有

  4. 新たに入る人材にも生成AI利活用を求め、全社的に当たり前の素養に

こうした取り組みを続けることで、最適な生成AIの利活用方法を常に探求し、ビジネスや業務品質の向上につなげています。今後もUbieでは、生成AIを含む先進テクノロジーの活用を推進し、より高い生産性と新しい価値創出に挑戦していきます。

We are hiring!

もし、この記事を読んでUbieの生成AI活用や、そちらを積極的に利活用した業務推進に興味を持たれた方がいれば、ぜひ以下をご覧ください。
Ubieは、新たなチャレンジを楽しみながら成長していく仲間を歓迎しています。

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