バーチャルと!ホラワ
毎日暑い日が続きますね。
今朝のXにも書きましたが、夏の風物詩と言えば肝試し。
私も子供の頃は、子供向けの催し物で参加したことがあります。だいぶ記憶は昔のことですが、夜7時ぐらいから3人一組になって、夜の森の中、決められたコースをたどって歩いてゴールまで行くんですが、単に暗いだけだと面白くないという趣向でしょうか。途中途中で大人が潜んでいて、いきなり上から木の枝が追いかぶさってきたりとか、水しぶきが大きくたったりとかの演出で驚かされたのをおぼえています。
子供向けということと、その時の大人が子供たちを楽しませるための肝試しだったので、肝試しと言いつつ結婚楽しんでいた記憶があります。(まぁ、高学年でしたしね・・・低学年の子では泣いてしまってということも)
その時のゴール地点が池の湖畔、目が慣れてくると蛍がゆ~らり、ゆ~らり優雅に飛行していました。生まれて初めて見た蛍だったので、その記憶もかなり鮮明に覚えています。
当時は今ほど暑さも厳しくなかったとの、住んでいるところよりは北の方だったので、今ほどの外の暑さはありませんでした。夏の夜は少し涼しくいうのが定番だったので、温暖化の影響も感じますね。
今でも、ちょっとお化けを感じられるのが、都内の寄席の肝試し興行(また、この話題を出してしまいますけど)講談でも落語でもお化けの演目というのは多くあります。おすすめは、今でも昭和の建物を使っている新宿末廣亭のものでしょうか。実は7月上旬がその回(いまもちょうどやっている)で私も初日に1年ぶりに行ってきました。続々って話に引き込まれながら最初のシーンの演出が・・・まさに和風肝試し!を味わえます。
古来から、お化けというのは人の心の中に存在すると言われています。例えば妖怪。こちらは何かしらの自然現象の不思議がわかっていなかった頃に、人々の想像から「お化けの仕業」にされてきたものもたくさんありますね。ちょっと人間の感性って面白いなって思いますが、化学が進みすぎて妖怪の居場所がなくなってしまったのも事実なんでしょう。
でも、お化けの新しい居場所が、ヴァーチャル世界にはたくさん作られているのも事実。ヴァーチャルだから不思議なことも実現できてしまう。いわゆる「ホラワ」と言われているものですね。人間って面白いですよね。
VKetが始まりました。毎回いろんな趣向を凝らしたワールドに、クリエイターさんの作品が展示されていきますが、今回面白いなーって思ったのが、こちらのワールド。ちょっと和風肝試し風になっています。
最初会場一覧を見た時には、ちょっとおどろおどろしいのがあるな~って思ったんですが、そこまでは気にしていなかったんですよね。いつものトラトララジオ配信後のワールド巡りでこちらに行ったんですが、通常に巡るだけなら、日本の寒村をテーマにした会場だねって感じ。
でもでも・・・ゴール近くの注意書きから様相がだいぶ変わって・・・
(まぁネタばれになってしまうのと、たぶんここについては色んな人が書くと思うので、まずは行ってみてくださいなで今日のところは押さえておきます)
ホラワと言われるもの、数多くありますが、「ホラワ」の語源通り、ホラーという西洋風な要素の方が強い気がしています。ちょっと正直私にとっては「気持ち悪いだけ」のものの方が多い気もしているんですよね。これも、ホラー映画の影響でしょうか。
個人的には、日本的な怖さ「不可思議さというか、想像にかなり任せたような、そんな感じ」のものがもうちょっとあったらいいなって思ったりもします。とワールドに対する注文はし放題。自分では作れないからね。