ヴァーチャルと!ファンタジー
ヴーチャル世界って、何が仮想なんでしょうかね〜って思ったのが、SFとかファンタジーと言うことばのいずれでもないよねってところから。
きっかけは、ファンタジー系のゲームやっててこれがヴァーチャル世界と何が違うんだろうって思ったから。
先にあったのはファンタジーで、何やら不思議(幻想的とか、空想とか)な世界の物語を指すそうです。このファンタジーの語源はね、fantastic(素晴らしい)とかが元になっているみたいで、いわゆる理想郷って言う形かな。
似たような言葉でSF(空想科学)という言葉あります。こちらも、現実にはありえない、未来だったり過去から別れた現在だったり、不思議はお話が繰り返されていきますね。
「メタバース」という言葉は、SF小説の中で作られた言葉というのは有名で、それを実現した形の一つが、今私たちが使っている、バーチャルSNSという言葉。
と、言葉の定義を並べていくとキリがないんですが・・・
ヴァーチャル世界は、すでに実現されているものなのでそれ自体はSFではなくなっていると言えますね。
一方で、ファンタジーなのかというと、その世界の中のアバターの姿や形成されているワールド自体は人々の頭の中で考えだされたものなので、Yesと言えるのかもしれない。
ファンタジーって最初は書物の中の物語だったのが、ゲームの世界で使われるようになったから、今ではゲームのイメージが濃くなっているのかもしれません。
ただ、ヴァーチャル世界の特徴は、そこの登場人物、一人一人にきちんとフィジカルな人がいるから、その世界の中で繰り広げられているのことは、結構「俗(いい意味でね)」だったりするわけで、今のヴァーチャル世界の出来事を物語にしたら、「明日から仕事だー」とか「テスト辛いよ」とか「家事しなきゃ」なので全然ファンタージーじゃなくて、リアルだよねってなる気がする。
だから、ヴァーチャル世界って、リアルは世界なんだろうなって思う。
今は、ヴァーチャル世界を特別な空間としてみんなが認識しているから、リアルと分けてしまう傾向があるけれど、社会的なインフラの一部として使われる(サマーウォーズのOzのようにね)なると、リアルと分ける必要自体がなくなってくるんじゃないかな〜って。
リアルと違う場所ではなくて、リアルの拡張された場所がヴァーチャル世界という見方の方がいいのかもね。
2年以上ヴァーチャルを使っていると、ヴァーチャルの人とヴァーチャル空間以外でも会うこともあるし、会った時はいつもと変わらないわけ。だから、ファンタジーも何もそこにはなくてあるのはいつもの関係。
これ良かったりするし、逆にみんなフィジカルが存在して良かったなぁ〜って安心もできる。
もし、ヴァーチャル世界のフレンドさん全員が自分にカスタマイズされていたAIだったとしたら、それはそれで怖いでしょ。
今時点なら、みんなフィジカルがあるって思えるし、だから安心してヴァーチャル世界で楽しめるんだなぁ、って感じられるわけ。
それに、これからこの世界がどのように社会の中での立ち位置になっていくかを実体験しながらおっていけるわけでしょ。
「こんな楽しい機会はそうそうないよね」って。
うん、今という時代を生きていくからこそなところななって思えます。
だから、私はヴァーチャル(仮想=身体のない)の対義語としてフィジカル(身体のある)って言葉をあえて使っているところはあるよ。
なんて話を書いていたら、せかおわのHabitって曲の中で、「なんでもカテゴライズするの好きだよね」って感じの歌詞を思い出してしまったよ。
うん、結局は、今生きている中でどんな活動をしていくかが大切で、あんまり前提とか、カテゴリーとか、ルールとかにとらわれない方がいいんだろうな〜