シェア
皆守たもこ
2024年11月4日 12:52
30万年前から12.5万年前、アフリカ大陸に暮らしていたホモ・ローデシエンシス。私たち現代人ホモ・サピエンスの祖先の一人と考えられている彼らの存在は、人類進化の謎を解き明かす重要なピースとなっています。発見と特徴:カブウェ1の頭蓋骨が語る物語ホモ・ローデシエンシスの発見は、1921年に現在のザンビア、カブウェ(当時は北ローデシア)で始まりました。鉛と亜鉛の鉱山で発見された「カブウェ1」と呼ばれ
2024年11月4日 11:39
4万年前、アジアに暮らしていた「第三の人類」皆さんは「デニソワ人」という名前を聞いたことがありますか? ネアンデルタール人、そして私たちホモ・サピエンスと並んで、かつて地球上に存在していた人類の一種です。2008年、シベリアのデニソワ洞窟で発見された指の骨が、この新種の人類の存在を世界に告げました。この小さな骨片から抽出したDNAを解析した結果、デニソワ人が現生人類やネアンデルタール人とは異な
2024年11月4日 09:57
60万年前の地球に生きていた巨人たち約60万年前から20万年前にかけて、地球上には「ホモ・ハイデルベルゲンシス」と呼ばれる人類が生きていました。彼らは、私たち現代人であるホモ・サピエンスや、ネアンデルタール人の直接の祖先と考えられています。ホモ・ハイデルベルゲンシスってどんな人?ホモ・ハイデルベルゲンシスは、その体格が特徴的です。成人男性の身長は平均1.8メートル、体重は100キログラムに達す
2024年11月4日 08:32
中国の洞窟で発見された馬鹿洞人(ばろくどうじん)は、私たちの常識を覆す存在として、人類学界を揺るがしています。約14,500年から11,500年前という比較的新しい時代に生息していたにも関わらず、現生人類とは大きく異なる特徴を持っていたのです。発見と特徴馬鹿洞人の化石は、中国の雲南省と広西チワン族自治区にある洞窟から発見されました。放射性炭素年代測定の結果、彼らはネアンデルタール人など、他の古
2024年11月4日 07:32
約40万年前から4万年前まで、ヨーロッパや西アジアを舞台に、私たちホモ・サピエンスとは異なる種か亜種であるネアンデルタール人たちが暮らしていました。彼らは、頑丈な体格や大きな脳を持ち、高度な文化を築き上げていた、まさに私たちの「ご近所さん」のような存在だったのです。力強さと知性、そして芸術ネアンデルタール人は、現生人類よりもがっしりとした体格が特徴で、特に筋肉質で骨が太かったと考えられています