楽な生活から楽しい生活に切り替えよう
今の日本社会は、効率主義という考え方が広まっていて、汗水たらして給料を稼ぐことは効率が悪くてダサく、いかに少ないエネルギ―でお金を稼ぐかということに意識が向いているように感じられます。
そういう傾向のため、普段の生活に関することは、便利な道具やサービスに任せて、お金稼ぎも、あまり体を動かさないように無駄を省いて稼ぐという傾向が有ります。
日本社会全般がそのような傾向があるので、日本で生活している人は、落ち着いていて、悪く言えば、エネルギッシュな溌剌している感じに乏しく、なんだか年寄り臭くなってしまった空気があります。
私は、あまりにも体を使わずに、エネルギーを使わないことは、人間的な機能を損なう危険があるように思います。特に若いころから、省エネの生活を続けていて、楽をしてばかりの状態だと、体や頭が十分に鍛えられないので、色々な能力が育たないまま年を重ねることになってしまいます。
以前の日本社会は、人間は元気であるのが一番いいという考え方が主流でした。仏教の言葉で全機現というのがあり、何にでも全力投球することで、自分の能力が引き出されてくるといわれていました。
今はそういう考え方をする人が少なくなり、全力を出すと、体が疲れるから、休んだほうがいいとか、体を壊すといった西洋的な考え方をする人が増えました。
私は、普段から活動量を増やして、自分の能力を鍛え上げるという考え方が広まってほしいと思います。今から社会は事務的で誰にでもできるような仕事は、どんどんITにとって代わるようになってきます。人間には、ITにはできないような仕事をするような能力を求められます。
自分の才能を開花するためには、沢山の経験を積むことが求められます。色々なことに挑戦しないと、自分に何の才能があるのかははっきりと分かりません。人間の活動には、時間をたくさん掛けることで、その活動が好きになったり、夢中になったりすることがあります。
若いうちから、沢山エネルギーを費やして、活動に没頭して、色々な能力を鍛えたほうが、自分の好きなことを発見できたり没頭できたりして、生活を楽しめるようになると思います。
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