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【イベント】千葉・冨浦にある「だいかぞく荘」。長閑な街で子ども達と芋掘りとみかん狩りを楽しむ!
千葉県南西部に位置する南房総市にある自然豊かな町「富浦」。3つの漁港と大房岬などを持つ富浦は、都心からクルマで約90分と近いながらも、伊豆や箱根に比べ、それほど観光化されておらず、田舎の風景の残る温暖でのどかな場所でございます。
つい先日、ADDressさんの南房総の拠点(詳細はこちら)で週末を過ごした際に、海が一望できる古民家宿を再生した「だいかぞく荘」が企画したプログラムの「お芋掘り」と「ミカン狩り」を体験して参りました。
だいかぞく荘では、都会生まれ、都会育ちの子どもたちが自然体験できるように、海と山療法の自然豊かなフィールドで以下の、プログラムを体験することができます。
出典:だいかぞく荘
海水浴やカヤック、釣りに、山ハイキング、そして今回の野菜・果物収穫にキャンプファイヤーなど大人も楽しめるプログラムが目白押し。なんだかワクワクしてしまいますよね。
この日はADDressさんの南房総の拠点の写真家でもある家守さんの横山氏と、同じく拠点の家守さんであり、「中野宝橋だいかぞく」のスタッフである逸見氏と一緒に、道の駅「道の駅富楽里とみやま」で今回プログラムに参加するファミリー一同を待ちます。
道の駅富楽里とみやまは、世界最大の旅行サイト「TripAdvisor(トリップアドバイザー)」で「旅好きが選ぶ!道の駅ランキング2017」で第3位に選ばれるほど、「海と山」の食材が豊富にそろう道の駅。
この道の駅の魅力はまた別記事で紹介するとして、今日のプログラムの流れを説明します。
「さつま芋堀り」と「みかん狩り」を楽しんだ後に、焼き芋体験でホクホクのお芋をその場で頂きます!なんとも面白いプログラムですよね。早速芋掘り畑に移動します。
さつま芋は、4月下旬から7月上旬までに植え付けを行い、収穫時期は9月下旬から12月上旬。今が一番の収穫時期です。まず鎌を使って蔓(ツル)を切ります。
子ども達にはお芋堀りを楽しんでもらいたいので、ここは男性陣の役目。ひたすら畑一杯を覆う蔓(ツル)を一毛打尽にしていきます。
かなりの重労働。体から汗が噴き出ますが、ホクホクのさつま芋を食べれるために頑張ります。なんとかお芋をゲット!!
来年二月に出産を控えるわたくしの嫁さんもお芋を掘り当てたようです。
なんとか籠一杯にさつま芋を掘ることがきました。子ども達も大喜び。
これだけあれば十分な焼き芋体験ができるはずです!
お次は、掘ったさつま芋を水洗いします。泥がついているので、その名の通りドロンコになりながら子供たちも一生懸命お芋を水洗いしています。
びっくりしたのが本当に、子供たちも皆、嫌がらずに進んでお手伝いするんです。普段からだいかぞくの田舎のようなプログラムに参加し、自然との触れ合いを楽しんでいるからできるんでしょうね。
見事なまでにお芋が綺麗になりました!
お芋農家の方にお礼をいい、お次はみかん農園へ。
子どもたちと一緒になってミカン狩りを楽しみます。子ども達は上背がないので、できるだけ高い場所のみかんを収穫。今回一人だけ男の子がいたのですが、彼はさすが男の子なのか木登りをしてみかん狩りに挑戦していました。
収穫したみかんはその場で頂くことがきます。
おいしさがギュッとつまった太陽みたいなみかん。とにかく味が濃厚でしっかりしていてフレッシュです。子どもたちも美味しさのあまり見事なはしゃぎっぷりです。
アメリカの学習科学・発達心理学の第一人者であるキャシー・ハーシュ=パセック氏と、ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ氏は、「子どもにとって最高の学習ツールは “あそび”」だと言います。
新社会が到来するなかで、人々に必要になっていくのは適応していく能力。適応力のある大人に成長するには、子どもが自分で考え、判断し、行動しながら学んでいけるような環境をつくり、思いきりあそばせることが大切。
「効果のある早期教育」とは、思いっきり子どもが夢中になれる環境をつくってあげること。駒沢女子短期大学名誉教授の天野珠子氏は、子どもが自分で何かに興味を持ち、夢中になる「子ども自ら伸びる力を発揮する、発達のとき」は、子どもを観察して邪魔をせず、環境を整えてあげることが大切だと伝えています。
みかん狩り農園方曰く、台風の被害で例年よりミカン狩りに訪れる方が大幅に減ったようです。そう思うと、台風の被害にも負けずこうやって力強く農家の方々に胸が痛くなると同時に、力強いその姿に感動すら覚えます。
最後に、焼き芋体験をするために焚き火を起こせる古民家へ移動。
焚き火を起こすために枯れ木を裏山から集めます。
子どもたちもここでも大人に負けず、枯れ木集めをします。
子ども達には、手とり足とり何かを覚えさせるのではなく、思いきりあそばせながら、一歩離れたところで好き嫌いや志向性をよく観察し、「これもやってみる?」「あれもおもしろそうだね」などと、適切に導いてあげることが大切だと慶應義塾大学環境情報学部教授で言語心理学者の今井むつみ氏は言っています。
集めた枯れ木に火をつけ、さつま芋を投入。
ホクホクしたさつま芋ができるまでに道の駅「道の駅富楽里とみやま」で購入した南房総の郷土料理として知られる太巻き寿司を頂きます。
美味い!!古くから冠婚葬祭や地域の集まりの時のごちそうとして受け継がれ、千葉の郷土料理を最も代表する太巻き寿司。美味しいのはもちろん、なんといっても見た目が美しい。
一仕事終えた後の飯はなんたる美味さでしょうか。どうやらさつま芋が焼けたようです。
アルミホイルに包んでキッチンペーパーで蒸し焼きにすると、余分な水分が抜けホクホクとした焼き芋が焼き上がるようです。
見事なまでに美しい色合いに焼きあがったさつま芋がお目見え致しました。
どれどれ、焼き具合はいかがでしょう。
まるで11月の誕生石として知られている黄金色のトパーズのような色合いのさつま芋が出来上がっていました。
早速いただいてみます
ホクホクとしたさつま芋は、甘すぎずさっぱりとしていて美味しい。秋が深まるほど甘みが増していく焼き芋はとにかく格別です。
最後に皆で記念撮影。
如何でしょうか。南房総市にある自然豊かな町「富浦」で体験できる「だいかぞく荘」の自然体験プログラム。ADDressさんの南房総の拠点に訪れ、自然体験プログラムを体験するのも良し、「中野宝橋だいかぞく」の会員となって自然体験プログラムを体験するのも良し。
効果のある早期教育とは、思いっきり子どもが夢中になれる環境をつくってあげること。逆に効果のない、ダメな早期教育とは、詰め込み型の早期教育。むりやり子どもに何かを学ばせたり覚えさせたりしても、持続せず、ひどい場合はそのもの自体を嫌ってしまいます。
放置せず、縛りつけない。
子どもが安全な範ちゅうで、思いきり夢中になって、楽しそうにあそんでいる姿こそ、最高の学習ツールではないでしょうか。
次回は、12/7(土)に「ジビエbbq&もちつき&忍者」体験が開催されます。
皆様も是非参加してみては如何でしょうか。
written by たみと@住む場所も自由に多拠点生活