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あなたを花に見立てたら
大河ドラマ『べらぼう』の第三回、蔦重は資金を集めて絵師・北尾重政ともに、女郎を花に見立てた『一目千本』を作り始める。客にツンツンしている亀菊は「山葵(わさび)」、噂好きの志津山は「葛」、魔性の常磐木は「鳥兜(とりかぶと)」、無口な勝山は「くちなし」、陽気な嬉野は「ひまわり」などなど・・ふだんから女郎たちとの交流のある蔦重にしかできない、見立てを用いたなんともユニークな表現で、その完成した『一目千本』を見た男衆たちは口々に「粋だねえ」と喜ぶ。わたしが江戸時代が好きなのは、文化的なこともあるけど、粋な表現を民衆が楽しんでる、その遊びごころと美意識。そりゃあ事実だけ見てたらどん詰まりになるし、ちっとも面白くない。そこを花鳥風月とともに面白がる生き方が、粋だなあ。今でいう抜け感なのかな?正しいことよりおもろいこと、人間ぽくてすき。わたしは花に見立てたらなんやろう?花より団子やから、団子かな🍡
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