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クリスマスイブは蕎麦屋で。

毎年クリスマスイブの夜は、蕎麦屋にいく。息子が5歳くらいのときだった。なんばの飲食店街を歩いていて、数ある店の中で「蕎麦屋がいい」と言い出して蕎麦をすすってから、毎年息子は蕎麦屋へ行きたいと言い出すようになった。
クリスマスイブの蕎麦屋はガラガラである。客がいても、だいたい老夫婦かひとり客だ。夫は毎年仕事だったりするので息子とふたり、蕎麦をすする。息子はいつだってざる蕎麦だ。わたしはあったかい鴨南蛮。和風な音楽が流れる中、もはや、クリスマスとか関係ない。だけど、息子は「クリスマスって感じやわ〜」としっかりとムードを味わえている。
それは息子にとっての、通例、蕎麦屋へ来たら、それはクリスマスイブなんだ、普段より夜更かしして、寝て、朝が来たら、枕元にサンタさんからのプレゼントがある。そういうことなのだ。
今年のイブは夕方から息子の矯正歯科の予約が入っていて、そのあと蕎麦屋へ向かう予定だ。もう、なんだかさっぱりわからないイブなのだが、息子が旨そうに蕎麦をすすってる姿をみれたらそれでいい。

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たみい
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