BABY-Gを付けていたから、部活に溶け込めた。
最近はスマホで時間を確認することが多くなりましたが、今も腕時計をつけています。
腕時計を初めてつけたのは中学に入学する直前のこと。
電車通学することになり、電車の時間がわからないと大変だということで親が買ってくれました。
親はG-SHOCKを勧めてくれたのですが、手首が細かいのか黒くてゴツい文字盤がどうもしっくり来ず、結果として腕に収まりの良かった青いパステルカラーのBABY-Gにしました。
時は少し経ち、まわりに誰も知り合いがいない中学に入り、コミュニケーション能力の低さとゴリゴリの人見知りであることに気付いた私は、硬式テニス部に入ります。
部活を初めて数ヶ月、黙々と練習を続けていたある日のことです。
ラリーを時間で区切ってローテーションで回していく練習があり「誰か時間を測れるやつはいないか?」という話になりました。
BABY-Gにはストップウォッチ機能が付いているので、役に立つならと手を上げる私。
「なんで女モノ付けてるんだ」と軽くイジられながらも(その時、初めてBABY-Gが女性向けブランドであることを知る)、時間計測担当になりました。
そこから自然と「時間を測る人」というキャラクターで認識されていきました。
自分に役割が生まれたわけです。
役割が生まれると、そこにいる理由が生まれ、「あと何分くらい?」「今何時?」「なんでBABY-Gにしたの?」など、ちょっとした会話のキッカケになります。
時間を測り始めてから、徐々に部活に溶け込めるようになったような気がします。
中学校時代、BABY-Gのおかげで先輩や同級生たちとも仲良くなったといっても過言ではありません。
腕時計はそんな思い入れのあるアイテムだったりします。
だから私は今もその時のBABY-Gを愛用しているのです!…となるととてもキレイにまとまるのですが、そんなにうまいこともなく。
かろうじてG-SHOCKの販売元であるCASIOの腕時計をつけ続けています。
中学・高校の部活、家族旅行や友人たちと海やプールに行く時、大学の屋外イベントスタッフのアルバイト、この仕事を始めてからの屋外のイベント現場…冬の寒い日も夏の暑い日も肌見放さず腕時計はつけ続けてきました。
おかげさまで、私の左手首は日焼けをしていないので肌がとても白いです。
たぶん、私はこれからも腕時計をつけ続けるでしょう。
会話のキッカケにもなりますし、なによりダサいですからね。