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「自分の考えがわからない」はスモールステップで解決できる!

こんにちは。ライフコーチの為近奈央です。

「自分の考えがわからなくて、ついノリで周りの人の意見に乗っかってしまうんです」

クライアントがある日のセッションでこんな話をしていました。

いつも、元気そうにしていて、すぐに周りの人と打ち解けられるようなタイプの方です。

ノリよく周りに合わせている時は、楽しいけれど、終わった後になんだか自分のことができなかった「虚しさ」を感じていることに気づいたそうです。




この気持ち、過去の私にも重なるところがありました。
何か頼まれてもその場で断れず、引き受けてしまう。聞かれたことに対して、流れで「はい」と答えてしまう。

それ自体が些細なことでも
「本当はそうじゃないんだよなぁ」という気持ちを抱えながら過ごすのってなんだか気持ち悪いんですよね。



クライアントに話を戻すと、どうやら日々のコミュニケーションの中でも、自分より先に、周りの意見を聞いているようなところがありました。

例えば、「お昼どこ行く?」「今日は何する?」と家族に聞いている。

当たり障りのない家族とのやり取りの中にも、自分の意見を先に言わない、というところがあり、その結果、趣味などもあんまりやっていないらしいのです。


そこで、私はこんなことを聞いてみました。

「お昼にどこに行くかを聞く前や、今日何するか聞く前に、自分の考えって浮かんでいるのですか?」

そうすると、こんな返事が返ってきました。

「自分の中ではあんまりはっきりしてないから、相手に合わせてみたら面白いかなと思って。」

『相手に合わせてみたら面白い』
この発想が、クライアント本人の意見を横に置いてしまっているんだと感じました。

そこで、「周りの人に聞く前に、自分にまず同じ問いかけをしてみるのはどうですか?」と提案してみました。



そして、何回か後のセッションで

「最近は、お昼にどこに行きたいか、相手に聞く前に自分の希望を伝えるようにしました。そしたら、自分の食べたいものも食べれるし、もし、相手と違っても、興味本位で行ってみようかと、楽しく受け入れられるようになりました!」

という報告をもらいました。

「お昼ご飯という、日々の小さな選択に自分の気持ちを聞くようになったら、休日も、自分がしたいことを考えるようになって、これまでの時間の使い方を見直すきっかけになったんです」

このクライアントはその後、自分の休日の使い方を見直し、これまで受からなかった国家資格を取得したという報告をいただきました!


自分の考えを表現してはいけないという思い込み

自分の考えをなかなか話せない。

そう考える背景には「自分の考えを出しても意味がない」と感じることや「自分の考えで相手を振り回してしまったらどうしよう」という思いがあるのです。

この時何が起きているかというと、自分自身の考えに対しての優先順位が周りの方の考えよりも下がっている状態なのです。

自分の意見を知り、話すことができるのは自分だけなのに、それをしないということは、自分の心にとってみたら無視されている状態。

だから、虚しさを感じるのです。

そうした人たちにとって大切なのは、自分の意見をまず自分が聞くことを習慣にしてみること。
長い間自分の考えを後回しにしていると、最初はなかなかわからないこともあるかもしれません。

でも必ず、自分に聞き続ければ、自分の考えがわかるようになってきます。

前述したクライアントが話していたお昼ご飯などのように日々身近にある選択からでいいのです。

小さなことこそ、おろそかにせず、自分の声を聴く。この繰り返しが、自分の考えを引き出し、自分の考えを尊重し、結果として自分を大事にすることにつながります。

今目の前にある、ほんの小さなことから、自分の意見を聞いてみませんか?



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