今日は肉じゃが記念日
2019年5月17日真夜中。ベッドに寝っ転がって読んでいた本を閉じて、スマホで肉じゃがのレシピを見始める。
そう、今日は社会人4年目にしてついに、自分の家でひとりで料理をした記念日なのだ。
それくらい、私は料理をしたことがなかったし、したくなかった。
思えば、社会人1年目の頃はおにぎりや卵焼きをつくるくらいはしていたように思うけれど、その程度。
その後、お米すら炊かなくなり、つくるものといえば、ゆで卵だけという状態が続いていた。
しかし、その状況に少し危機感を抱きはじめた私は、2019年の目標のひとつに「月に1回料理をする」という項目を入れた。
それでもひとりで料理をする気力がどうしても湧かないので、目標達成のために友人たちの家に遊びに行っては一緒に料理をつくってもらっていた。
そんなふうにすこーしずつ料理に慣れ親しむ訓練を積んでいたわけだが、社会人になってから、自分でつくるものを決めて、野菜を買って、レシピを見ながら料理をしたのははじめて。
14日にお米と肉じゃがに必要な材料等を買い揃えたけれど、その日は仕事が終わらず、時間がなくて断念。
そして17日、弟に肉の消費期限が切れていることを指摘されて、これはもうつくるしかないと腹を括ったのだった。
そんなわけで、要領悪くも無事に肉じゃがができた。ちゃんと鍋の水滴を拭き取らなかったせいか油がはねて怖かったり、若干鍋が焦げ付いたりした以外は問題なく。
その日は時間も遅かったので、翌日素朴な味の肉じゃがを美味しくいただいた。
これは、みんなにとっては極めて低レベルな話かもしれないけれども、私にとっては大きな一歩だ。きちんと褒めてあげたいと思う。
さらにどうでもいいことだけど、私が肉じゃがをつくるに至るまでには、さまざまな環境の変化や、他者の言葉、自分の意識の変化があった。それらが複合的に重なり合って、料理をするという行動を促すことになったわけだが、どんな変化があったのか思いつくことをあげておきたい。
人が変化するときの要因として参考になれば(ならないと思うけど)。
こんな感じだろうか。
引き続き、卵焼きでもいいから、月に2回、できれば週に1回くらいは家でも料理をつくっていきたいし、友だちを誘って一緒に料理をしていきたい。