言葉の力とは① 「孤独」
僕の仕事の中で半分以上をしめる「企画・構成作り」
動画を作る上で基盤となり、とても大事な作業である。
企画・構成作りというのはアイデア勝負であるが、CMのキャッチコピーを作るように「言葉」もすごく大事になってくる。
日本語は世界で一番難しい?
そもそも他国と違い日本語は3種類ある。
この記事から分かる通り世界的にみても難易度はかなり高いそうだ。
以前、海外にいた頃ルームメイトのロシア人がよく言っていた、
「君、ちゃん、さん、様、殿の使い方がわからない。年下なのに仕事では先輩だから敬語使わな・・×□▼・・・」
英語なら語尾に「sir」とか「mom」を付ければ済む話だが、
外人にとっては意味不明だろう。
話を戻すと、言葉には「形や読み方」で捉え方は変わってくる。
例えば
「物づくり」
昔ではこう使われていたが最近では
「ものづくり」や「モノづくり」
というように使われている。
「ものづくり」は「物」を製造すること。
「モノづくり」は広い範囲で「付加価値」をつけてつくること。
このようにたった一文字でも意味は変わってくるのだ。
記者とテレビ業の時はアナウンサーが読む原稿や、テロップ表記の確認はとてもシビアだった。
ということで、僕が仕事の中で気になる「言葉」をチョイスして僕なりに思っていることを書いていこうと思う。
「孤独」は決してネガティブなものではない
第1回目は・・・
「孤独」
人生で1度は感じたことがあるだろう。ポジティブな言葉ではないですよね。
ウィキペディアでは
孤独(こどく、英: solitude)とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがなく、さびしいこと[1]。「自分がひとりである」と感じている心理状態を孤独感(loneliness)という。
孤独には2つの意味、【物理的な孤独】と【精神的な孤独】がある。
どちらかといえば世間的には後者のイメージが強いだろう。
振り返れば、僕が34年間生きてきた中で「孤独」は常に感じていたのかなと。
家族、友達、仕事仲間、恋人たちがいたとしても結局最後は一人で死んでいくから孤独だと感じていた。
『誰も助けてくれないし、一人で生きていかなきゃいけないんだ』
これは21歳の時に日本を飛び出し、お金も知り合いもいない中でいつも感じていたことだった。だから常に自分は孤独なんだと思い前に進んだ。
これは自分の【仕事】と【生きる】糧になったから今があるので決して後悔はしていない。
この「孤独」を通して学んだことを考えると、ネガティブな要素は全くないことに気づく。
人間の精神性において、孤独は必ずしもネガティブなものという訳ではない。ドイツの哲学者マックス・シュティルナーが「孤独は、知恵の最善の乳母である。」という格言を残しているように、孤独状態において人間は自分の存在などについて考えること(→哲学)を強いられ、その結果、創造性、想像力などにつながると多くの哲人は結論付けた。
哲学の観点から見てもネガティブではないと口語している。
孤独の類義語、反対語は?
では次に「孤独」の対義語、反対語はあるのだろうか?
みなさんもネットで検索してみてほしい。
結果は・・・
出てこない・・・
【孤独】は【孤独】なのである。
では逆に自分で類義語、反対語を考えてみた。
僕にとっての「孤独」はポジティブと捉えているので、ネガティブ要素を含めた言葉でなければいけない。
ネット上で同じように色んな人の意見が出ていたが、その中でも僕がシクリきた言葉が
「共感」である。
「共感」は商売やビジネスをする上で大事な要素になってくるのだが、気持ちの面から見るとネガティブ要素だなと思った。
この日本社会ではみんな同じ方向を向いていると思う。少し横を向くとすぐにはみ出しもの扱い。社会のお荷物だと言われるばかり。
ただ、近年では個性が目立つ時代にもなってきているのではないかと思う。
これが「自分しかできない、自分らしさ」につながってくるわけだが・・・
うん・・・頭では解決できているが文章化できないのが僕の弱点・・・
分かりづらかったらごめんなさい。
で、僕がたどり着いた答えは
「孤独」=「自由」
ってこと。
別に理解されなくても大丈夫です笑
言葉ってネガティブなものでも、考え方、見かたを変えればポジティブになるってこと。こんなデジタルな世界で、動画でなんでも伝えられる世の中でも、言葉には力があると信じています。