
初めて食品ロスを防いでみた話
コロナ以来、テレビやネットで「食品ロス」という言葉をよく見かけます。
お店に卸せなくなった大量の商品を抱えたまま、味期限を過ぎてしまい廃棄せざるを得なくなっています。
最近になってそれを救おうと、ネットで割引をして賞味期限が近いもの、大量に生産しすぎて在庫を抱えてしまっている方々のために、通常の売値よりも割安の価格で売る動きが盛んになっています。
参加しにくい食品ロス救済
では自分も参加してみようかと軽い気持ちでサイトを見てみると、一番多いのが賞味期限の早い魚類、海産物、肉がたくさんお得に売られていますが、どれも定価より値下げされているけれど送料を考えるとどうしても躊躇してしまうものが多いのが現状です。
せっかく3000円も値引きされていても、生ものゆえに送料が2000円以上もかかってしまうとどうしても近くのスーパーで買えばいいかと思いがちになってしまいます。
そしてもう一つの問題点、量が多いことです。
ロスを減らしたい人にとっては量を少しでもさばきたい。けれど消費者の冷蔵庫、冷凍庫の空きはそこまで大きくない。
大量に買ってもそれを収納するスペースがないと二の足を踏んでしまいます。
かくいう私もこの二点で食品ロスに貢献してみたいと思っていてもなかなか参加できずにいました。
1人暮らしや核家族、ご近所付き合いがすくない現代だと、おすそ分けしたりする機会はなかなかありませんし、ましてやコロナの渦中に井戸端会議もできません。
小さなことから始められる
困っている人を助けたいと思っても現実はなかなか難しいと思っていた矢先、たまたまお菓子の賞味期限の近いものが75%オフで売られているものを発見しました。しかも送料無料です。
チョコなら気軽に参加できると思い、箱チョコふたつを食品ロス救済サイトで購入してみました。
ロスオフ
https://twitter.com/loss_off
賞味期限が近いだけあり、商品は翌々日の朝に届きました。
開けてみると可愛らしい箱がふたつ。
1000円で購入しましたが、定価だと送料込み4250円を超えるらしいです。
期待が膨らみます。
いざ開封。
……どのように保管されていたのかわかりませんが、なかなかワイルドな光景でした。
もし、これをご近所さんにも配ろうとしていたとしたらと思うとヒヤッとします。
あくまでも食品ロス救済で我が家で食べるためだけに購入したので、開けた時の見た目は気にしない事にします。
ただ、この記事を見た方には「食品ロス系のものをおすそ分けするつもりなら、ちゃんと中身を確認してから渡そう!」と強く主張したいです。
はい、綺麗になりました!
何食わぬ顔で家族に出せば普通の高級チョコです!
ここでひとつ誤算だったのが、私は下戸なので洋酒の入ったチョコを食べられないのですが、届いたチョコの半分以上に洋酒が含まれていました。
よくサイトのレビューを見てみたら、「お酒が入っているので弱い人は注意」「箱をあけたらチョコがひっくり返っていました」など、今ならわかると思う事がたくさん書かれていました。
売り切れてしまうかも知れないからとレビューも見ずに急いで購入するのはあまりおススメしません。
買い手のレビューはとても大事です。
ということで、私はお酒の入っていないチョコをいただきました。
賞味期限が近いからといって味が落ちているわけでもなく美味しかったです。
ロスのアンテナをより広く張ってみる
食品ロス救済=大量の生もの買い
というイメージがつきまといがちですが、ちょっとひとつまみのロスを防ぐこともできる事がわかり、これからも自分ができることはないか意識できるようになりました。
もし、「困っている人は助けたいけれどロスはちょっと手を出しづらい」と思っている方、少し探せば少量、少額からのロス救済も意外とありますので、私が紹介したサイト以外もいくつか探してみると、思わぬ出会いがあるかも知れません。
ちょっといいこと、してみませんか?