プレゼントをもらった朝に
真夜中にふと目覚めた。冷えた窓を開けて、空を見た。まだ、真っ暗。遠くの道路を車が走る音が聞こえる。けれど、人が起きている気配はどこからも届かない。ひとり、ぽつんと。空を見上げる。
今夜は、思っていたよりうんと冷えたようだ。パジャマの袖をさすりながらベッドへと戻っていく。
ベットの頭の辺りで、大きめの猫サイズな人影が何やらしている。わたしの膝くらいまでの高さをした人間(?)が枕のあたりを、するする、ごそごそ。見直してみても、やはり人影に見える。うちの猫じゃないな。
こんな