【インデックス投資をなぜ続けられないのか?】
無職を志し、支出の最適化をしながら投資信託を買い漁っているたまやまです。
みなさん資産形成は順調でしょうか?
そういえば直近、ちょっとした暴落がありました。
最高値から10%以上下落したので、新NISAから投資を始めた人は生きた心地がしなかったかもしれません。
ちなみに私は全く暴落に気付かず、職場の同僚が「株価暴落している!」と騒いでいたことで初めて知りました。
結局のところ、社会生活をしていれば世間を騒がせている事案は勝手に情報が入ってくるんですよね。
ニュースなんて日ごろから見るもんじゃないと証明されてしまいました。
隣の同僚は「株価下落だから今がチャンスだ!」とか言っておりましたが、最高値から10~20%そこそこの下落でナンピン買いするのはちょっと気が早いかなと……。
こういう感じに世間の値動きに流される方は、投資で成功する確率は低いでしょう。
投資の最適解は出ています。
「全世界または米国株の」
「インデックス投資を」
「ドルコスト平均法で」
「ひたすら積み立てる」
これです。
再現性が高くて資産を築ける答えは、もう既に明確に出ています。
ですがインデックス投資を続けられる人は驚くほど少ない。
なぜでしょうか?
①値動きが気になって仕方ない
とてもよく分かります。
私も始めたての頃は1日10回はチャート(個別株からスタートしたので)見てましたし、インデックス投資してても1日3回くらい見てました。
インデックス投資は一日一回しか値動きしないのに。
自分の虎の子のお金をリスクにさらしているのです。
気になって当然です。
ですが常日頃からこんな状態では、いざ暴落が来た時に耐えられません。
直近のコロナショックでは、歴の長い私ですら気になって値動きを見てしまいました。
しばらくしてからすべてを悟り、気絶しました。
そうしたらいつの間にか復活していました。
最適な対応としては、積み立て設定をしたらパスワードを忘れて放置すること。
最初の一回目はちゃんと積み立てできているか確認したほうがいいですけどね。
「故人が一番儲かっていた」は有名な話です。
②暴落で狼狽売り
暴落時にみんなやっちゃうんです。
それは上記みたいに「値動きを確認してしまう」から。
今は上昇局面ですから「そんなバカなことやるわけないじゃん!!」って思いますよね?
暴落局面では半端じゃないレベルの雑音が響き、心理的不安に陥るのです。
ここぞとばかりに儲けようと、投資系インフルエンサーが暴落煽りをしてきます。
これを平然と受け流せるようなら、あなたは鉄メンタルで間違いありません。
「今売ったら、これだけの損で済む……」
「もうダメだ、早く楽になりたい……」
リスク許容度を理解できていないゆえに起こるミスですが、本当にこういう人は多いです。
だからこそ株式投資を数十年続けられる人は少ない。
あと暴落時にはもちろん買い向かったほうがいいのですが、歴が長くない方にはオススメできません。
「落ちるナイフを掴むな」は至言です。
マジで暴落時はどこまで落ちるか分かったもんじゃありません。
とりあえず積立投資だけは続けてください。
③投資系インフルエンサーに煽られる
FXの短期売買ツールが……!
信用取引が……!
小型株でテンバガーが……!
これはさっきと違って別ベクトルなのですが、みんな早く金持ちになりたいという気持ちが強すぎるんですよね。
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットも言っていますが、長期スパンで金持ちになるのは簡単です。
まぁバフェットは少数精鋭の個別株を長期保有して儲けた人なのでインデックス投資家ではありませんし、インデックス投資家が富裕層(金融資産1億円以上)になるのはかなり大変です。
ですが金融資産5000万円程度の淳富裕層になるのは余裕で可能です。
リベ大の両学長も言ってます。
かくいう私もスケベ心でレバナスをリスク資産の3割くらい保有してるんですけどね……。
レバナスは(ある意味)インデックス投資だし、連動する指数はNasdaq100なので大丈夫やろと信じて買っています。
オススメはまったくしません。
おわりに
インデックス投資は最後まで立っていられた者がほぼ勝利する神ゲーです。
やってるときはつまらなすぎて、クソゲーだと思いますけどね。
最後になりますが、『サイコロジー・オブ・マネー』(著:モーガン・ハウセル)が初級者から中級者になる方へのオススメのマネー本です。
投資の最適解を知った後のマインドセットについて詳しく書いてあり、握力が非常に高まると思いますのでご一読いただければ。