【FIREするには1億円必要なのか？】

無職になって、さっさと現代社会からオサラバしたいたまやまです。
マネリテ系チャンネルとか見てると「極貧FIREの何が楽しいの？」みたいな言説が結構ありますが、超楽しいと思うんですけどねえ……。
 
だって働かなくていいんですよ？
それ以外の時間で、好きなことをできるんですよ？

そもそもFIREをしようという方の大概が、節約意識が高くてミニマリスト気質であり、行動力もあって自分で思考できる方（でなければ会社員というレールを外れる生き方を選ばない）だと思います。
資産形成の過程でマネリテが強固に形成されていくんですよね。
それが一番の財産まであります。
 
もちろん「仕事しなくていい」というだけでFIREすると、やることなくて絶望し、鬱になったりする可能性もあります。
ゆえに社畜時代の今から生産的な趣味は持っておいたほうがいいですね、消費活動の飽きる速度は半端ないそうですから。
あとは格安で楽しめる趣味を構築するのもよいと思います。

さて表題ですが、FIREするために本当に1億円もいるのでしょうか？
こんなの人によるのですが、例を挙げて計算してみましょう。

例えば「5000万円でもFIREには絶対に足りない」みたいな言説もよくあります。
残念ながらこういう決めつけをする時点で、マネーリテラシーがないんですよね……。
なぜなら「FIREは投資運用と生活費に依存するという前提を全く理解していないから」です。
恐らくですが、家計管理の基本である家計簿すらつけたことがないのだと思います。
月に何円・年間に何円使っているか全く分からない状況は控えめに言ってヤバいので、ぜひとも「MSfor住信SBIネット銀行」を導入しましょう。
今は便利な時代なので、クレカとかに連動させちゃえば勝手に家計簿をつけてくれます。

計算に入りますが、トリニティスタディで示される「4%ルール」を適用します。
シンプルに5000万円×4％=200万円が税引前利益、一定額を新NISAで運用（積立時の利益を足して2000万円想定）とすると80万円＋120万円×0.8=176万円です。
 
176万円なんて月15万円弱も使えますから、一人暮らしなら余裕も余裕だと思います。
なんならネットビジネスやリモートワークすればもっと余裕が生まれます。
 
この計算は5000万円を全額投資にぶち込んでいるのでちょっと水増し感ありますが、現金を500万円持つとしても80万円＋100万円×0.8=160万円です。
月13万円ですから、FIREを志す方ならばこれでも十分行けるでしょう。

そもそも「日本はインフレで物価が上がるから4%ルールは現実的ではない」という意見がありますが、トリニティスタディはアメリカの物価上昇率とS&P500・米国債券のリターンを前提にしています。
（S&P500のリターンと米国債券のリターン）―（米国物価上昇率）＝4%、みたいな感じの決め方なんですよね。
日本とアメリカの物価上昇率、どっちが高いかは明白ですよね？
最近日本の物価上昇率が非常に高いのはその通りですが、アメリカに比べればまだまだ優しいものです。
なんならアメリカよりも4％ルールが成立しやすく、「もっと高い割合で崩してもいいのでは？」と私自身は思っています。

というのを心の拠り所にして、今日も私は労働に勤しみます……。
FIREする妄想をしているときが一番楽しいってのはあるかもしれない。