お前ら、温泉に入りなさい
ど~~~うも~~~~
テンションがバキバキにブチ上がってます
たきしょたまです イヤッホ~ウ
なんでそんなウザいテンションなのかって?
それはね
ひとえに
温泉に入ってきたから
です
今回は一人旅をしてきたのでそのレポートというか備忘録的なものを書きます
誰かの一人旅の背中を押す記事になればと
起:事の発端
そもそもなんで急に一人旅よって話
まず前提として、ぼくは現在電気屋で接客のお仕事をしています
接客業が土日に休めると思ってるんじゃねえぞ
で、土日に休みがない上に休みは固定ではなくシフト制なので不定期
というか連休なんてほぼないし週休二日だからどっか出かけるなんて出来たもんじゃありません 辛いのうヤス
なんですが
そんなぼくが珍しく平日に二連休を頂いてしまったのです ヤッタネ
誰かとどっか遊びに行こうかな~!ゲーセンでロカマチもいいな~!
誰も平日休みなんかいねえんだよ。
派遣で接客なんかやってるやつ俺以外にいないので
絶望的に友達と休みが嚙み合いません 辛ヤス
「じゃあたまには一人で出かけんべ」
ということで一人旅の計画を立て始めたわけですね
ぼくの場合平日休みだからっていうだけの話なので
休みに何かしたい気分だけど誰も予定が合わないよ!っていう人でも一人旅は簡単に選択肢に出来ると思うので
あとは実行する勇気だけです 実は日帰りくらいならそんなに費用もかからない その辺も後々書きます
承:行先の決定
じゃあ分かった とりあえず一人旅はいいよ
行先どうするの?っていうお話
ぼくは未開の地・群馬の民なので
二日で行き帰り出来るとしたらギリ関東圏くらいか?というところから考え始めたのですが
そこで職場で仲のいい人から一声かかりまして
「あ、じゃあ山梨とかどうスか? 温泉とかありますよ」
ほう、温泉ね
えっ温泉!!?!??!?!!??!?
というわけで山梨に温泉入りに行くことに決まりました
雑にも程があるな
転:旅実行
さてここからが本題
ここからは実際にした旅の内容を日記よろしく書いてゆきます
か な り 長くなるので覚悟されたし
決行日は11/16-17の二日間
職場の人から頂いた温泉の名前は「ほったらかし温泉」なるもの
ほったらかしとは何ぞなとは思いましたが
後で画像で見せるのでとりあえずここでは割愛
googleマップ先生のお導きによれば、高速を使って約2時間半ということだったのですが
なんとこのほったらかし温泉、開場が日の出の1時間前からというなんともロックな施設だったため、夜中から高速に乗ることにしました
それまでは地元のゲーセンで遊んでました つっても音ゲーしかしてなかったけど
群馬は高崎のインターチェンジから高速に乗って、道中二つほどパーキングエリアで休憩を取るなどして
なんとか日の出前に到着出来るように時間をずらしずらし
普段立ち入ることのないパーキングエリア、しかも夜中の少し違った空気の中で取る休憩もなかなか楽しいもの 土産を漁ったり飲食したりタバコ吸ったり
案外時間潰せるもんなんですねあれ
この時は高速を利用するのが初めてだったことも手伝って
正直道中は生きた心地がしなかったです 帰りもだけど手汗びちゃびちゃ
どうしてジャンクションで下道に降りてるんですか?
とまあ
こんな感じでゴタゴタしつつも、何だかんだ午前4時前くらいにはもう神奈川と山梨の県境を越えていました
ストレートで行ってればもっと早かったと考えると、これくらいゴタゴタしてたのもまあ結果オーライみたいなところではあったかもしれない
道中こんな感じで思わぬトラブルで一人でやいやい言ってるのも結構楽しかったですね 誰にも聞かれない独り言を大声でぶちかます異常成人男性
で
いよいよ高速を降りて目的の山梨の下道だ~~~ といったところで
この写真だとすごーーーく見づらいんですが、奥の方
車で走ってても分かったんですが、何やら街がめちゃくちゃ綺麗
エッ山梨こんな綺麗なん?ずるくないか?と車の中で一人喚き散らかす異常成人男性
当然ここだとあまり綺麗に写真が写らないのもあるし、もう少し見晴らしのいいところから眺めたいな~と思い
時間もあるしちょっと山登るべ!笑 と思い立ったが早いか
目的地付近の山をぐるぐるぐるぐる回り続け
ウオオオアアアアアアアアーーーーーーーーー!!!
エエエエアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
超綺麗!!!!!
街だけでも綺麗なのに星まで綺麗!!!!!盆地ナメてた!!!!超綺麗!!!!!!
もうこの時点でテンションはかな~り爆上がりでした
高速での疲れと夜中のテンションで一人でめちゃくちゃに盛り上がっておりました 晴れてよかった!これだけでも来た甲斐がある!
高速で体力を使い果たしてしなしなになっていたぼくでしたが、景色だけで車を走らせる気力を取り戻し、いざ目的地の温泉へ
開場はgoogle先生によれば午前4時半とのこと 夜景を撮影している段階では大体4時を回ったところだったので、これはちょうどいい!と車を山奥へと走らせることおよそ20分
さ~て温泉だ温泉 外まあまあとんでもない気温してるぞ
寒いしとっとと温泉入って暖ま
「日の出1時間前に開場する為、オープン時刻は季節により変動致します」
おう
「11月-5:30前後」
おう
え?
え、このクソ寒い中あと1時間も待つの?
外気温6度って書いてあるけど
結果、更なる暇つぶしを求めて
せっかく登った山を下り、市街地を走り回ることとなりましたとさ
トホホ~
オープン前には気温は更に低下して2度にまで落ち込んでいました
そりゃ手も動かないわけだよね
で
いよいよn度目の正直 次に山を登った時にはようやく温泉の駐車場も開場しており、市街地でうだうだしていたぼくの前には先客が既に乗り込んだ状態でした
まあ別に今回は一番乗りを狙っていたわけではないのでね というか前に車なり人なりがいてくれた方が勝手の分からないぼくとしては助かる 後からついていって同じことしてれば大体間違いないからなんかこれだとすごく言い訳がましいような言い方だな 事実なのに
日の出前に開場する温泉、開場するということは夜明けが近付いてきているということ
山を登っている途中の景色
夜明けのオレンジと夜のブルーのコントラストに、まだ明かりが灯っている市街地がよく見える一枚 しかもまだ夜なので星も見える
多分これが今回のMVPかもしれない 本当に本当に綺麗な光景でした
山梨県民、行こうと思えばすぐこの光景が見られるの、やっぱりかなりずるくないか?
そしていよいよ本題
待ちに待った温泉へと向かう
ほったらかし温泉、写真にもありますが「あっちの湯」「こっちの湯」という何とも面白いネーミングの二つの温泉があります
基本的に展望に関してはどちらも変わりがなく、こっちの湯に関してはオープンが午前10時半からということもあったので、今回はあっちの湯の方へ入らさせて頂きました
泉質にも若干の差があるみたいですが、浴場の規模に関してはあっちの湯の方が2倍程度広いようなので、こっちの湯に関しては次でもいいかな~などと リピートするの決まっちゃったねえ
ここもやはり景色がよく見える
んで、ここに来てようやく気付いたのですが
この写真の目の前に写ってるの富士山ですね 写真見返してから気付いたわ
こんなもん目の前にして更に日の出を見ながら温泉入れるのかよ バグか?
そしていざ温泉へ
う~ん
バグだわ
あつ湯とぬる湯がそれぞれあったのですが、日の出前にのぼせちゃ話にならねえなと、ぼくはぬる湯の方で日の出を待っていたのですが……
ま~~~~~~あ温泉が気持ちいいこと気持ちいいこと
高速と下道で暇つぶしを探していた疲れに温泉が非常~~~に染み渡る
そして、富士山を視界に入れながら日の出を拝み
温泉に肩まで浸かって疲れを癒す
たまにせり上がった岩に腰かけて体を適度に冷やしながら、ちょっと冷えてきたなと思ったらまた肩まで温泉に浸かる
贅沢もいいところだろ……
これに富士山と日の出も追加でドン う~ん文句なし100億点 バグです
日の出1時間前に開場して、本当に1時間ノンストップで温泉に浸かってました 温泉上がったら体真っ赤だった
落ち着きがないことで知られる(知られる?)ぼくですが、とてもゆったりとした時間を贅沢に過ごしました というか、時が経つのを忘れるという経験を久しぶりにした気がします 最高の温泉でした
温泉から上がった後にはなりますが
なんとこの温泉、キャンプ場が併設されているという衝撃の張り紙を見つけました
……何を隠そう、このほったらかし温泉
あの「ゆるキャン△」の中の一話に登場するキャンプ場のモデルとなった温泉らしいんですね 来てから知ったよぼく誰か一緒にここでキャンプしませんか?
温泉でお土産にタオルも購入して心身共にホクホクになって出てきたぼく
……だったんですが、来る時には待合の椅子と机か?と思っていたところに何やら人だかりが出来ているのを見かけ
なんだなんだと覗いてみればそこではなんと朝食が販売されておりまして
しかもこれね~~~~~ メニューがまたずるいんですな
ご飯
卵
納豆
味噌汁 or 豚汁
これだけ
渋い 渋いんだけどすごく魅力的
卵かけご飯あんまり得意じゃないんだけど、さすがに温泉上がりに朝日見ながら屋外で朝飯食えるのを見逃すのは嘘だろ……と思い
誘惑には抗えず、卵かけご飯と豚汁のセットを購入
ホアァ~~~~~~~~~~!!!!!
オオアァ~~~~~~~~~~!!!!!!!!
冗談抜きに、ぼくはあんまり卵かけご飯が得意じゃなかったはずなんですが
マジでペロリでした あまりにうますぎる
使ってる卵が「ワインたまご」という地の物らしかったんですが
そのせいもあるんですかね 米を掻っ込む箸の動きが止まらん止まらん
七味を投入したアツアツの豚汁も、程よく具材の食感が残っていて美味
豚肉・ゴボウ・ニンジン・こんにゃく・ネギに時々七味のピリリとした刺激もあり、米と豚汁を往復する手が 手が本当に止まらん
箸休めに付け合わせられたたくあんを口に放り込むと、リセットされた口の中がまた飯を求める
更になんと米には卵だけじゃない 小さいながら納豆のパックもついている
あぁやめろ 700円が一瞬で終わっちまう やめろ! やめてくれ!!
……
本当に一瞬でした
なんならちょっと目頭が熱くなってた
朝飯を食うだけで感動するなんてことがあるのかと思いましたが、ありましたね 人は飯で感動できる
寒空の下で飯を食ってるだけなのに体が暖かいんですわ 豚汁か温泉か朝日のお陰かは分かりませんが、寒さを感じない
ぼくは仕事の日って朝飯を食わないんですが、ちょっと考え直した方がいいかもなとすら感じました あまりに満たされすぎていた
そうして朝飯をいとも簡単に平らげてしまった後は
まあ音ゲーマーとして結局ゲーセンへ行くことになるのですが(ほんとどこ行ってもやること変わらねえな)
晴れたら晴れたで、今度は色付いた山が綺麗なんですね~~~
緑っぽい部分と赤っぽい部分が混じったようになっていて、ザ・紅葉!って感じでもなかったのですが
空気が澄んでるとかなんですかね めちゃくちゃ山々が綺麗でした
昼も夜も景色が綺麗ってそれもそれでバグだろ もう一から十までバグだらけじゃん 初代ポケモンか?
んでまあ
その後は少しネカフェで仮眠を取り、いつも通り音ゲーやってもう少し夜景を見てから帰ることになりました
結局どこ行っても音ゲーをやらないと始まらない悲しい体
帰りも結局高速を使って帰ることになるので、道中はやっぱりヒヤヒヤでした 手汗びちょびちょ
途中でガソリン残量がすごく不安になったりとか
ガソリン補給ついでにギリギリ地の物で晩飯を食ったりとか
正直なところ、やることはやったので帰り道の方が心なしか穏やかでした
綺麗な景色とうまい飯、素敵な温泉には後ろ髪を引かれる思いでしたが
タオルだけだと味気ないので、ついでに桔梗信玄餅をはじめとした追加の土産も購入したりして
終わってみれば、満足度3200%のとても質の高い一人旅が出来たと思います
ほぼ突貫ながら、行ってよかったと心から思いました
結:まとめ 他
というわけで
異常成人男性音ゲーマーによる突貫一人旅レポ、いかがだったでしょうか
想定はしてたけどえらい文章量になったね……
さて、締めにはこの旅を振り返っての感想というか、思った点をいくつか
まず一点目
旅はした方がいいです 絶対に
興味があるだけで他にもやりたいことがあるしな~……といったような方には特に念を押しておきます 旅は、した方がいい
本当に心から満たされます 今回のぼくの場合、旅先のチョイスが温泉だったからというのは一因ではあると思いますが
道中でのトラブルや旅先での思いがけないサプライズなど、振り返ってみればそれも楽しかったな~と思えることがいくつもありました
それらも込みで、旅の醍醐味なんだと思います 何が起こるか分からないというのは確かにリスクではありますが、その分絶対に楽しい
二点目
一人でも臆することなく旅をした方がいいです
誰かと一緒の方が絶対楽しいよ!というのは、まあ分かります 感情を共有できる相手がいるというのは、それはそう
ですが、二人以上で旅をしていると目的から逸れた時の軌道修正の際、誰かが我慢しなければならない・振り回される役回りになるということはほぼ必ずと言っていいほどあると思います
一人ということは、全てが自己責任であると同時に全てがあなたの自由ということでもあります やりたいと思ったことはその場で即座に行動に移せる
これは誰かと一緒の旅ではそうはいかない、一人旅の明確な強みだと思います 何も気にしなくていいというのは、強い
そして三点目
やりたい、気になると思った事全てに手を付けましょう
せっかく自由なんだから、気になることには全て手を付けなければもったいないです 後々しなかったことがしこりになってはいけません
その後すぐに予定が立てられるというのであれば次回に持ち越しといった考え方も出来なくはないですが、マニアでもなければ一人旅をする機会ってあんまりないと思います 意識して作ろうとしない限りは
隅から隅まで楽しんで楽しんで楽しみ尽くしましょう 絶対に心の癒しになるし、楽しい思い出としてあなたの中に残ってくれるはずです
どら焼き買っといてよかったわ ウメー
そうそう、こういう土産とかにも手は抜かないことです こうして思い出を振り返りながら食う土産はうまいので
そういや費用の話なんですが
土産と音ゲー込みで結局2万くらいで済みました 土産買って温泉入ってネカフェ行って山ほど音ゲーしてガソリン入れて飯食って
それでも2万くらい やりたいことやった上でならかなり安いと思います
とんでもない文章量になってしまいましたが
この記事を読んだ誰かが、行きたかった場所に足を運んでくれる・何も気にしない一人の時間を作ってくれることがあれば
それはこの記事が役に立ったんだなあと思うことが出来るので、そういったことがあれば嬉しいです
記事読んで旅してきたよ!なんて報告が頂ければ、それ以上は願ってもないことです
一人旅、是非しましょう
たきしょたまでした