師匠・柳亭市馬から習った『七段目』。~「玉屋噺の会」(落語協会特選会)に向けて~
7月の国立演芸場の寄席。
師匠からふと「お前は何で七段目をやらないんだ」と言われました。
その真意は分かりませんが、
「おや、じゃあ今度掛けようかしら」と。
この度、蔵出しすることに致しました。
師匠の『七段目』は飛び道具的によくウケる噺。
アタシの前座時代、まだ売れる前だった師匠は、ここぞという時には『七段目』をよく掛けていました。
『片棒』『掛け取り』『七段目』で今日の地位を築いたと言っても過言ではありません。あ、あと昭和歌謡も…。
『七段目』は芝居の真似をす