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世界はまだまだ面白い!#194 牛タン

昨日、一昨日と、仙台に泊まりで出張してきました。仙台は、現役の頃に、2度程、行ったことがありますが、超久しぶりです。新しく勤めた会社の工場が仙台にあるのですが、お客様訪問、会議等をこなして、夕食の時間になりました。仙台の名物は何だろうと、いろんな方にお聞きしたところ、皆さん「牛タン」と仰るので、「牛タン」を食べに出かけました。

期待に違わず、大変美味しかったです(結構なお値段でしたが)。「牛タン」って、何で「牛タン」なんでしょうと聞くと、皆さん「?」です。何を聞くんだ、このよそ者はみたいな感じですが、答えは「牛(ぎゅう)」+「tongue(英語)タン(舌)」で、「牛タン」です。じゃあ、何で仙台で有名なんだろうと聞くと、ある方が教えてくれました。戦後の食糧難の貧しい時代に、仙台のある方が、当時は食べなかった「舌」が安く手に入ったので、これで元気をつけて頑張ろうと始めたのが「牛タン」だそうで、同様に食べなかった「しっぽ」を使った「テールスープ」も開発されたそうです。安くて、栄養価の高い「牛タン」と「テールスープ」はだんだんと日本中に広まって、今や、どこでも大変な人気メニューとなりました。そういや、大阪で「捨てるもの=放るもん=ホルモン」が由来の「ホルモン」も、いまや大変な人気ですね。

「牛タン」も「テールスープ」も「ホルモン」も、開発者の理念と異なって、かなり「高級品」になってきた感があります。是非、初心にかえって、高齢者の「懐」にも優しい食事になってもらいたいな(笑)


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