世界はまだまだ面白い!#98 相続
義母が亡くなり、四十九日も過ぎたので、残された兄弟たちによる「遺産の分割協議」の打ち合わせが、ほぼ終わり、ある程度の結論には達しました。遺産が、事業用の土地建物しかない場合は、いろいろ、揉めますね。。
日本の「相続税」は、世界的にみて、英国、フランスと並んで、圧倒的に高いです。所得税、消費税の増税は反発を招くので、不労所得である遺産相続に関わる相続税が、知らぬ間に高くなっている現状があります。ちなみに、私が、長らく住んでいたオーストラリアには相続税というものがありませんし、シンガポールでは、2008年に廃止になっています。
これも長生きのリスクの一つですが、100歳を超えて亡くなった義母の場合、相続人の子供たちは、70、80代の高齢者ばかりで、基本的には、年金生活者です。相続税は、現金払いが原則で、10か月以内に払わねばなりません。既に、健康寿命を過ぎている、高齢者の相続人に、高額の相続税と膨大な事務処理手続き(代行業者への多額の支払い)がのしかかります。対策として、来るべき日に備えて、現預金を準備しておきましょうと、ガイドブックの類には書かれていますが、そういうことが出来る方がいるかどうか。。
長生きのリスクを考えて、「二次相続」を視野に入れて「一次相続」を行うことが大事なんだと、今回、痛感しましたが、手遅れです。早すぎる事はないので、今から、「相続」についての勉強をしておくことをお勧めします。