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勝てないと面白くない?(学童日記)
みなさんは、子どもの頃どのような遊びをしていましたか?
鬼ごっこやサッカーなどは、やはり勝つことが楽しいですよね。
私が働いている学童の小学生は、負けず嫌いな子がとても多いです。
それ自体はとても良いことだと思うのですが、反面負けたくないあまり勝負そのものを避けてしまう子が多いのが実情です。
恥ずかしながら、私も子どもの頃まさにそのタイプでした。
そのせいで遊びそのものを楽しむことができず、何事も上達する前にやめてしまっていました。
逆に遊ぶことそのものや上達することに楽しみを感じられる子は、勝ち負けに執着することなく楽しんでいるように見受けられます。
そういった子は遊び以外でも周りとうまくやれていますし、最初は下手なことでもすぐにうまくなっていきます。
これは私の経験則から言うのですが、敗北の不快感を避けるために勝負から逃げるのは非常にもったいないです。
私は今年の四月から学童でアルバイトをはじめ、子どもたちとサッカーをはじめ様々な遊びをするようになりました。
そのどれもが子どもの頃とは比べ物にならない速度で上達していったのですが、その要因こそが「上達を楽しむメンタリティ」です。
大人になって身体的な学習能力は下がったかもしれませんが、成長によって精神的な学習能力が高まることもあるということです。
大人の私ですらそうなのですから、もし子どもの頃からその精神性を身に着けていたら、どれだけ多くのことがうまくいくのでしょうか。
「勝てないと面白くない」なんて、もったいないと思いませんか?