他害してしまう子どもの対応を考える
皆さんの周りには、障害を持つ方がいらっしゃいますか?
もしいなければ、それが普通のことだと思ってしまうかもしれません。
人は進学や就職に伴って、自分に近い能力を持つ集団に所属するようになります。
そのため、いつの間にか障害を持つ人の存在が遠くなってしまうのです。
私もかつてそうでした。
しかし、現在学童でアルバイトをしている私にとってはいまや日常のテーマです。
明らかに障害を持っていても、親御さんの判断で無理矢理通常学級に通っている子どもがいます。
そういった子たちは普通の子の尺度で"悪い子"と判断されてしまうため、他の子たちにきつく当たられていてとてもかわいそうです。
例えばある重度の自閉症と思われる子は(親が診断を拒否するため不確定)、自分の尺度でしか物事を考えられないため、いつも他の子が嫌がることをしてしまいます。
私は仕事でその子と関わっていますし、自閉症に関して知識があるのでその子に対して悪く思っていません。しかし、他の子からしたら安心できる居場所を奪われるわけですから、嫌いになるのも無理はありません。
私は軽度の発達障害全般に関しては診断書を出すべきだとは思いませんし、多少トラブルがあっても通常学級に通ってもらうべきだと考えます。
しかし、明らかに重度の場合は本人のためにも特別支援学級に通ってもらうべきではないでしょうか。そうなればその子は普通の子の尺度で計られることがなくなるので、理不尽な目に遭う頻度が減るはずです。
その子本人は他者の悪意を感じていないようですが、罵倒されている姿を見ると心が痛みます。その子が他害行為を行っている以上は、周りの大人が助けようにも限界があります。
インクルーシブ教育(障害を持つ子が通常学級で学べるよう配慮する教育)が叫ばれて久しいですが、一体どうするのが正解なのでしょうか。
有識者の方はコメントくださると幸いです。
追伸
私個人としては、他害しない子に限りインクルーシブ教育を推奨すべきだと考えます。