大卒資格のありがたみ

この記事はこれから大学に行くか迷っている人と大学を卒業したけど
仕事がうまく行かずに苦しんでいる人のために書きました。
どちらかに該当する人はぜひ読んでください。

私は現役大学生の頃、周りの生徒がみんな受験勉強が終わった途端に
勉強しなくなったのを見て"こんなものか"と思っていました。

当時は本気で勉強しない人は高卒か専門卒で働いた方が良いと思っていた
のですが、今では可能な限り誰でも大学を出るべきだと強く思います。

私は大学を卒業した後新卒で入社した会社でそこの仕事が向いていないことに気が付き、自分の将来について深く考える機会がありました。

転職を考えたきっかけいくつかあるのですが、一番は私がビジネスパーソンタイプではなかったことです。

子どもの時に何でも与えられていたせいで物欲が弱い私は、売り上げに貢献
してボーナスをもらったり昇格することに全く興味が沸きませんでした。

そのため私は公職的な性質を持つ仕事の方が向いていると考え、紆余曲折があった末教師を目指すことにしました。

その時に私を救ったのは大学を卒業していたことです。既に4年制大学を
卒業している場合、通信制大学では最短2年間で教員免許が取得できます。

私は出身大学に満足しているので、現在所属している日大通信で免許を
取り終えた後は退学手続きをすればよいだけです。

もし私が高卒だった場合同じことをするためには最短4年間で、大量の
必修科目と卒業論文が必須でした。それをレポートを書いたことのない
状態で始めるわけですから、日大通信の卒業率が15％なのも納得です。

大卒資格を持っている人が"大卒なのにろくな就職先ないじゃん"と不満が先に出てしまうのは、大卒資格は後から失効することがないためにありがたみに気づくことが難しいからです。

もし周りに「大卒でも勉強したことが仕事に役に立たなければ意味がない」
と言う人がいたら無視してください。その人は自分が大学にいけなかった
ことが悔しいか、良い人材を安く使いたいだけです。

志望校に合格できなくても後から転学する方法もありますし、どんな大学でもそれぞれの魅力があります。そして何より、世の中には大卒でなければ
試験を受けることさえできない資格が山のようにあります。

大卒なら学び直しや資格取得など様々な選択肢が取れます。
選択肢が多いことはすなわち幸福なのです。