本日の朝食 10月7日〜12日
明け方、愛猫が布団にもぐりこんでくる至福の季節到来。
9日は、神奈川のお寺なごみ庵にて「死の体験旅行」なるワークショップに参加。
このワークショップ、元々、欧米で行われていたものだとか。ホスピスケアなどに携わる医療従事者やスタッフを対象に開かれていたワークショップをベースに、浄土真宗の住職、浦上哲也氏が始めたもので、これまで5000人以上の人が参加しているそうです。
このワークショップのことを知ったのは、父の死をきっかけに、にわか仏教の勉強を始めたりしていた最中のことでした。「死の体験旅行」という名称に抗い難い魅力を感じて参加することにしたのです。
ワークショップ開始早々から、父の死と重なり涙があふれてとまりませんでした。受講された方の中には、わたしの他にも近しい方の死を経験された方がいらっしゃいました。
終了後、浦上氏自身、お父様の死を受け入れられたのは、三回忌が過ぎてのことだったとお話しくださいました。著書「もし明日が来ないとしたら私はなにを後悔するだろう?」を拝読して知りましたが、お父様の三回忌が過ぎてやっと携帯に保存していたお父様の番号を消去できたそうです。
わたしはといえば、父の番号は無論のこと、先日、三回忌を迎えた母の番号すら消せずにいます。それどころか七回忌を終えている伯母の番号ですら消せないまま。
消去した瞬間、思い出や想いまでも消してしまう気がして怖いのです。
大切な人の番号を消せる日は、果たしてくるのだろうか?と思った今週。