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主語の「でかみ」
レジ打の女性:「お会計1467円ですー」
女性高齢者:「はい?」
レジ打の女性:数字が示されているディスプレイを手で添えながら「1467円です」
女性高齢者:「はいっ!?」
レジ打の女性:「……せん、よんひゃく、六十七円です」
その女性、ちょっと怒りめに2000円を出してましたけども。
こういうシーンに遭遇した時の感想の抱き方っていくつかあると思うのです。
1:これだから高齢者は
2:女性はレジ打ちの人に対して上から目線なことが多いよな
3:高齢女性って若い同性に高圧的だよね
4:この人なんだか嫌な感じ
まずはポジティブ・ネガティブとありますが、上記はネガティブに受け取った後に、対象の範囲に関する分類4つ。主語の大きさですね。普段あまり意識しないのですが、無意識にその対象を区切っている興味深い指標です。
・最近の若者は礼儀がなっていない
・男は何かって言うと性交のことばっかり考えてる
・女性は論理的じゃない
とかね。
実際は、若者・男・女とそれぞれすべてがそういうわけではないのに、対象すべてに対してその思いを差し向けてしまう。
主語がでかいよって突っ込みが入る良い例です。
不用意に主語を大きくしすぎないようにしたいと思いつつも、ついつい大きく捉えてしまう。
レジ前で抱いたのは3でした。
自分が聞こえなかったんだから謙虚に聞き返せばいいのにって。
耳と目があまりよろしくないならば、クレジットカード使うようにするのも一つの方法だろうになーって少し思いつつ、周りに適切にサポートしてくれる人がいないと、身体の衰えと共に、社会的な適応能力が低下してしまう様に同情の念がわきました。
そこまで踏み込むと4になりますね。
主語が個になる。
主語の大きさは一理、こちらのシンパシーと想像力に関わりがあるようです。
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