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息子に、「有害な男らしさ」をインストールさせてたまるかという堅い決意

#ジェンダー #性差別

有害な男らしさ、とは

今の親世代以上~はジェンダー論なんてものは特になくって。
小さなころから「男らしさ」「女らしさ」を植え付けられてきたように思います。

「らしさ」自体はもちろん悪いものではないです。
ただ、「有害な」ものも含まれているから悪いのです。

「有害な男らしさ」とは、
・暴力や性差別的なもの
・自分を大切にできなくさせるもの

です。

放っておくと、純粋無垢な可愛い息子の脳みそに、周りの大人たちによって勝手にインストールされてしまう。そんなことは決してさせない!
と、あなたも思いませんか?


子どもに対してやってはいけない言動


・「カンチョー」を悪ふざけとしてとらえる

立派な性暴力、性的虐待です。絶対に許してはだめです。
そして、他人の体を勝手に触ってはいけないこと、プライベートゾーンについてもちゃんと伝えましょう。


・性別で受け止め方を変えること

「男の子って、本当おバカ~」

→それ、本当ですか?
同じことを女の子がやってたら、なんて言うのでしょう?

こどもの行動が問題であれば、性別関係なく注意をする。
注意しなくていい理由に「男の子だから」を使わない。気を付けたいと思います。


さて、「有害な男らしさ」をしっかりと身にまとった男の子は、どんな大人になるのでしょう?

不機嫌を振りまき、他人に解消してもらう男性

一概に、男性がそうだといは言いません。
(しかも、DV加害男性は、なぜか被害者意識があり、逆に、DV被害者は自責の念が強いというパラドックス・・・)

なぜ、このようになってしまうのでしょう?

▼たまの仮説
母親「男の子だから仕方ないね~」
彼女・妻「(・・・。)こうしてほしいのかな?:忖度」

先ほども述べた親からの「男の子だから(仕方ない)」だけではなく、

女性自身が、男性に忖度して不機嫌を解消してきたからではないでしょうか?

大人になっても、彼女や妻が先回りして解消してくれる。
だから、永遠に自分の不機嫌と向き合わなくても周りが何とかしてくれる。

残念な大人ですね・・・けど、こんな人、周りに結構いるでしょ?

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自分の子どもがそんな残念な大人になったら嫌ですよね。

自分の機嫌を自分で取る練習①感情の言語化

まず、自分が今どんな感情なのか、自分自身で理解させることです。

ブレディみかこさんの「ぼくはイエローで、」の中でも、著者がイギリスの幼稚園教育でやっていたこととして触れてました。


言語化させる簡単な方法としては、

▼こどもが不機嫌になり始めた時
「どうしたの?言葉にしないと分からないから、言ってごらん。

と、声掛けすること。
けど、子ども自身の語彙力がまだまだ少ないので、なかなか言ってくれないこともあります。

そこで。

おすすめアイテム|感情ポスター

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大阪府人権教育研究協議会が、無料で公開しています。ステキ!
セブンのネットプリントで印刷、リビングに張り出しました。

ポスターを指さして、

「○くんはどんな時、”くそぉ~!”の気持ちになる?」

と、シミュレーションしています。
また、機嫌が悪くなりだしたとき、すかさずポスターの前に連れて行き

今、この中でいったらどんな気持ち?

と、感情を確認することにも使っています。


自分の機嫌を自分で取る練習②理由を掘り下げる


感情ポスターで、感情自体をラベリングしたら、次はその理由を考えてみます。

どうして、そう思ったのかな?

という問いかけを数回繰り返します。
※尋問みたいにならないように注意です。

数回掘り下げることで、状況を客観的に分析するようになり、感情に支配されていた自分自身を取り戻すことができます。


自分の機嫌を自分で取る練習③次の対応を考えさせ、行動を促す

②で深堀りし、状況を整理したうえで

じゃあ、どうすればいいかな?

と、次の打ち手を考えてもらいます。

そして、子ども自ら提案した打ち手を、必ず実行してもらいましょう。
(不思議と、自分で考えたことは必ず実行されるものです)


もっと学びたい方

ちょっと文章が固くて読みにくいけど、内容みっちりでこの記事を書くきっかけになった本です。


珍しく、男性性について男性自身が書いてます。
恋愛関係の話が多く、またネットスラング用語も多いので、若い人にとっても読みやすいかと思います。


誰かのお役に立てれば幸いです。


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