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今月読んだ本…9月
誰も興味ないと思うけど、わたしの本棚、毎月公開してます。何か面白そうな本ないかな?とアンテナ張っているあなたの参考になれば幸いです。
「独学の思考法」「独学の地図」ふまえ、読了前後における自分の差分(→自分なりの問い・自分なりの答え)をアウトプットしていこうと決めてました。
さー、それではいってみましょう!
手の倫理|伊藤亜紗
Voicyの芳麗さんの放送で知った本。伊藤亜紗さんの本はゆっくりじっくり読みたくて、迷わず購入。案の定良すぎてnote2本も書いてしまった。(これとかこれとか)まだ書きたいくらいです。
刺さったところ↓
私たちは、日々の生活の中で自分の輪郭を見失い、不安にかられることがあります。そんなとき、ふと何かに包まれたり、何かを抱きしめたりすることで、精神的な安心を得たり、確かさの感覚を取り戻したりすることがあります。さわることでさわられ、そのことによって自分の存在を確認する。私たちが輪郭を見失ったとき、触覚の対象性が、確かな安らぎを与えてくれます。
相手が他者であるかぎり、不確実性は常に存在します。本当の「安心」がやってくるのは、この不確実性が脳裏から消えるときです。不確実性を乗り越える「信頼」から、それを意識しなくなる「安心」へ。
グラレコ風メモ!
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\読後の差分/
子どもが怖がっているとき、不安を感じているときはすぐに抱きしめよう。自分が不安な時は、自分で自分を抱きしめよう。
目の見えない人は世界をどう見ているのか|伊藤亜紗
はい、またまた伊藤亜紗さんです。
刺さったところ↓
私が危惧するのは、福祉そのものではなくて、日々の生活の中で、障害のある人とそうでない人の関係が、こうした「福祉的な視点」にしばられてしまうことです。健常者が、障害のある人と接するときに、何かしてあげなければいけない、とくにいろいろな情報を教えてあげなければいけない、と構えてしまうことです。
都市で生活していると、目がとらえる情報の多くは、人工的なものです。(中略)本当は自分にはあまり関係のない=「意味」を持たないかもしれない、純粋な「情報」もたくさんあふれています。
見えない人は、物事のあり方を、「自分にとってどう見えるか」ではなく「諸部分の関係が客観的にどうなっているか」によって把握しようとする。この客観性こそ、見えない人特有の三次元的な理解を可能にしているのものでしょう。
ちょ・・・このペースで刺さったところを引用するとキリがない(し、著作権的にNGな気がする)のでやめます。まだ第二章までしか読み終わってないけど、間違いなく第三章以降も面白いことを確信しています。ぜひ読んでほしい。知っているつもりの世界の違う「意味」を知るという、エキサイティングな体験になることをお約束します。
\読後の差分/
マジョリティからマイノリティへの情報伝達は上下関係になりがち。相手がどんな属性であっても、あなたの世界はどうなの?と、相手の世界に関心を持ってみると面白いことに出会えるかも。友達になれるかも。
人生を<半分>降りる|中島義道
何かのyoutubeでちきりんさんがおすすめしてた本。ちきらーとしては読まざるを得ない。30代中頃に読むにはまだ早すぎる感ありありの内容ですが、タイミングによっては世の中のものの見方が変わっちゃう劇薬だなと思いました。
刺さったところ↓
私はいまだに、この人生で「何をすべきか」はわからない。しかし、だんだん「何をすべきでないか」はわかりかけてきた。(中略)つまり、「明日死ぬとしたら」という条件を付けて「何をすべきでないか」を考えてゆきますと、おもしろいことにこの世の偉大なことは背景に退き、個人的な些細なことが前景に広がってきます。
P67 暴力的な「和」の雰囲気も必読。ポジティブで明るい雰囲気を作り上げることに暴力性を感じたことのあるひとは、「そう、これこれ!気持ちよく言語化してくれた!!」と、首がもげるほど頷くことでしょう。
空気を読むのをやめたいとき、嫌われても自分の時間を大切にしたいときなどにおすすめです。そっと背中を押してくれます。
以上、9月に読んだ本でした。
おしまい
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実はわたし、ライブリートークというお話聴きサービスのホストをしており、「15分でスッキリできる部屋🌱」を以下日程でオープンします。
10/4(水)21:00頃〜
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「微妙にモヤる嫌なことがあった」
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そんなとき、ありますよね。
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