「止める決断」ができることのメリット
https://ameblo.jp/womancbbyoshihara/
最近,このような記事をブログで更新したので,ご関心がありましたらぜひ。
そして,かねてから「ふたつの捉え方」は,私の仕事においても大事にしていますし,また活用している考え方でもあります。
この中に,「技術的な課題」と「適応を要する課題」という2つのキーワードが出てくるのですが,まさにコンサルティングの仕事は,それらをクライアントに合わせて,どのように活用していくかが問われる仕事です。
そして,冒頭で紹介しているブログの続きとして,コンサルタントや,コーチ,セラピスト,身近なところでは,歯科医や美容師さんなど探したいとき,どのように選ぶのかについても考えさせられました。
おそらく,ほとんどの人たちが,相手の専門領域や経験値,実績などを情報材料のメインとしつつ,女性か男性か,年齢や肩書,プロフィール画像などの見た目の印象,SNSや動画などから受ける印象,文章の書き方や内容などについても好みがあるでしょう。
あなたは,信頼できる専門家を探すときに3つ優先するとしたら何ですか?
例えば,「年齢,肩書,性別」の人もいれば,「SNSのセンス,話し方,コンセプト」「論文や著書,実績,外見」などの人もいらっしゃるでしょう。
先ほどの問いで重要なのは,3つの優先事項から自分が相手に何を求めているかを明らかにすることだと思います。
それを明らかにすることで,自分の期待に応えてもらえる可能性の高い人と出会える確率を上げ,また,うまくいったときはそれで良いですが,途中で「何か違う」と感じた時に,止める決断をしやすくなるからです。
年齢を最優先している場合,何かしらのバイアスや,心理的に「自分より年齢が上の人のほうが弱みを話しやすい」などという,ご自身の好みがあるかもしれません。
肩書を優先する人の中には,すでにあなた自身が社会的に高いポジションにいて,余計な嫉妬や偏見を相手から持たれることが面倒なため,相手にも自分と同じような豊かさを求めているのかもしれません。
また,外見を優先する人は,表情,仕草,態度,ファッションなどから,相手の内面を推察し,その推察は,独自に快適化された防衛的な大切な判断であるかもしれません。
つまり,相手を見極める3つの優先事項の中には,あなたが守りたいものや,他者に超えてほしくないデリケートな境界線まで,深い要素が詰まっているのではないでしょうか。
一人の専門家を信用し,その関係性を続けること同様に,もしくは,それ以上に,途中で止めるという決断は大きなストレスとなりえます。
「止めるなんて申し訳ない」「嫌われたくない」「罪悪感がある」などという理由で,満足していないにもかかわらず関係性を保つことは,結局のところ,互いに非効率なだけなのです。
選ぶときのみでなく,止めるときの負担を軽くし,自分が求める方向性に即座に軌道修正できるために,自分が求めていること,欲していることを普段から言葉にしておくことをおすすめします。
一歩踏み込んで考えてみることで,あなたの満足感が高まるような人との出会いに繋がりますことを願っています。