安曇族とその神々
【神縁】山に鎮まる海の神さま【安曇族】
長野県安曇野市・穂高ここには
日本アルプスの総鎮守、信濃三ノ宮
「穂高神社」が鎮座しています。
その奥宮にある「明神池」は、美しい景観で有名なのでぜひ一度、私も訪れてみたいです☺️
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上高地という地名は
神様が降臨したことに由来するそうです。
『宇都志日金折命(うつしひかなさくのみこと)』
この神様は、古事記以外では
「穂高見命(ほだかみのみこと)」と呼ばれています。
穂高見命は
イザナギが黄泉の穢れを日向の
阿波岐原(あわぎはら)で
すすいだ際に生まれた神様。
父は海神である
『綿津見命(わたつみのみこと)』
綿津見命は海底に竜宮をもち、
海を統治する神様です。
『わたつみ』や『ほだか』『あずみのいそら』
といった神々の子孫は古代日本における
海人族『安曇族』として九州福岡県の『志賀海神社』をルーツに各地に広がっていきました。
山幸彦・海幸彦の神話では
綿津見命の娘である、
「玉依姫(たまよりひめ)」や
「豊玉姫(とよたまひめ)」の系譜が神武天皇へとつながり、住吉大社や八幡宮、宗像大社などでの祭祀に深い関わりを持っています。
神々と地名が結ぶ縁
海のエネルギーをもつ神々の神縁ネットワークは
山や川、地名を通じてその存在を感じ取ることができます。
さっと思いつくもので
上高地や安曇野、安曇川、渥美半島など
神々の足跡をたどる手がかりがたくさん。
もしかすると、山で出会う神々は私たちを海へと導いてくれるかもしれませんね✨
(絵画は青木繁・わだつみのいろこの宮)
美しい山幸彦に恋をする玉依姫。
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