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肉が苦手? なら豆を味方につけよう
「肉はあまり食べたくない」
「苦手」「胃もたれするし……」
お食事のはなしをするときに、けっこうよく耳にするワードです。
実はこういうった状態、オーソモレキュラー的視点で考えると、それこそタンパク質不足のサイン、ともいえるのですが......。
そこで味方につけたいのが豆。ちょっとめんどくさそうですが、使ってみるとけっこう便利です。たんぱくしっかりごはんが手軽にかないますよ。
女性にうれしい力がいっぱい
畑の大豆、なんて呼ばれている大豆。女性に不足しがちなカルシウム、ブラザーミネラルのマグネシウムも多めです。
さらに体内で女性ホルモンのようなはたらきをしてくれる大豆イソフラボンもたっぷり。この大豆イソフラボン、体内で女性ホルモンが少ないときにはホルモンとしてのはたらきをしてくれる一方、多すぎるときには作用を弱め、調整してくれるというすぐれもの。
また、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖や食物繊維、太りすぎ防止にはたらく大豆サポニンも。とくに女性は食べなきゃソンかも。
枝豆感覚で箸がすすむ! 青大豆
とはいえ
「豆くさいのがイヤ」
という方はいらっしゃいます。そこでおすすめしたいのが青大豆。枝豆のような感覚で食べられ、コリコリとした食感もクセになります。
わたしがよく作るのがひたし豆。
ある料理家さんの撮影でいただいて、本当においしかったのです。
作り方も拍子抜けするほど簡単。
①青大豆一袋を一晩水にさらす。
②ひとつまみの塩とともに15分ほどゆでてざるにあげる。
③熱いうちにめんつゆを入れた水(濃さはお好みで)に漬ける。
これだけ。タッパーに入れて保存します。
私がよくやる作戦が「ちょい足し」。和洋中なんでも合います。
茶碗蒸しや白和えといった和食にはもちろん、ドライカレー、ミートソース、スープ、サラダ、炒め物、だし巻き卵、などなど。糖質ゼロ麺を使って冷やし中華を作るときもトッピングします。ご飯に混ぜても。
小腹がすいたときは、そのまま食べてもおいしいです。これからの時期はつぶした梅とおかかをプラスしても。
何より、豆の翡翠色がとーってもきれい。料理が一気に映えます。
豆のタンパクを無駄にしないコツ
栄養を無駄なくとるためのコツ、それは、豆に含まれる植物性タンパク質は、体内でタンパクを有効活用すするための指標「プロテインスコア」が低いため、スコアの高い動物性タンパクの食材と一緒にとること。
そのまま食べるときや納豆と組み合わせるときは、かつお節をひとふりすれば、うまみもアップするので一石二鳥です。
いかがでしたか。タンパク質はとりだめができないので、毎食ごとコツコツとりたいもの。いろんなタンパク源を使って、楽しく続けたいと思っているところです。