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アジアに思いを寄せながら〜カレー2種盛り〜

 こんにちは、たまもです。
 鶏肉が2枚も余ってしまいました。そろそろ消費期限も近付いてきてるしなあ、トマト煮でも作るか、そう思い缶詰置き場からカットトマトを探していると、グリーンカレーのペーストが出てきました。ほむ、じゃあ今晩はこれにしますか。流石に2枚も使うのは多いので、母からのリクエストでバターチキンカレーも作ります。
 まずは玉ねぎ中2個を微塵切りにします。これは具材としてではなくペースト用の玉ねぎなので、玉ねぎをゴロッと食べたい方は別で御準備下さい。
 微塵切りにした玉ねぎをサラダ油で炒めていきます。今回は他の具材の下準備の為に弱火で放置して炒めましたが、常備菜とかで下拵えが既に終わっている方は強火でつきっきりで炒めて下さい。
 次に鶏肉の処理をします。まずは皮を剥ぎます。カロリーを気にしない方、手間を惜しまない方は皮をつけたまま別のフライパンで焼き目を付けて鍋に入れて頂いても構いません。私は体重が気になっているので皮を剥ぎました。その後、脂と筋の処理をします。特に黄色い脂は臭いだけでなんの意味もないので確実に除去しましょう。白い脂も極力取り除くのをオススメします。筋は包丁を使って、もしくはピンセットを使って引き抜いて下さい。面倒なら筋に直角に隠し包丁を入れましょう。
 切った鶏肉はマリネします。臭み消しに料理酒、微糖ヨーグルト(無ければ無糖プラスお好みの砂糖)を入れ、肉に揉みこみ、冷蔵庫で寝かせます。
 次にお好みの野菜を食べたいだけ切ります。今回はグリーンカレー用にキノコ(今回はシメジ)とナスを1口大に切ります。キノコ類は水洗いじゃなくて湿らせた布で拭け、と言われていますが、生粋の面倒臭がり屋なので洗います。バイバイ、味と栄養価。
 最後にペースト用にトマト中1個を切ります。今回はみじん切りにしましたが、押し潰しながら炒めるのでお好みのカットで構いません。もちろん缶詰で充分です。というか缶詰の方が美味しいかも?
 まな板仕事が終わったので炒め工程に取り掛かります。
 この時点ではまだ玉ねぎが飴色になっていないはずなのでフライパンに広げて焼く→煙が出始めたら天地をひっくり返してまた広げる、を繰り返し根気よく焼いていきます。
 飴色になったら半量をグリーンカレーを煮込む鍋に移し、残りのフライパンにトマトを入れ、押し潰すように焼いていきます。水分が飛んでペーストがドロっとしたら完成です。見栄えを重視するならこの時点でミキサー? ジューサー? を使って下さい。はてなマーク付けてる時点でお分かりの事でしょうが、面倒臭がり屋な私はそのまま使います。クッタクタなので食感に影響ないんですよね。
 フライパンの火を止め、ペーストにスパイスを入れます。ターメリック、クミン、コリアンダー、塩を1:1:1:1です。所謂タクコですね。無ければカレー粉でも構いません。全体に行き渡るように混ぜたら、香りが立つまで弱火で炒め、カレーペーストの完成です。
 弱火で炒めている間にグリーンカレーにスイッチします。マリネした鶏肉、お好みの具材を入れ、ヒタヒタになるまでココナッツミルク(なければ牛乳でも)を入れ、グリーンカレーペーストも入れて中火で煮ます。もちろん面倒で無ければ鶏肉も具材も焼いてから入れてOKです。
 そろそろバターチキン用のカレーペーストが香りを放つ頃なので、マリネした鶏肉、ヨーグルト適量を入れ煮込んでいきます。味味をして足りなければ塩を追加しても構いませんが、今回はグリーンカレーもあるのでちょっと薄味位の方が摂取塩分量的にいいかも。
 両方とも煮えてきたら火を消して冷まします。味が染みやすくするためですね。
 食べる前に再度火を入れます。バターチキンカレーは温まったらバターを3片前後入れます。バターチキンカレー食べてるのにカロリーを気にする人はいないと思うので、お好みでガバッと入れて下さい。
 完成品がこちら。

 冷蔵庫に前日作った人参のアチャール(インド風浅漬け)があったので乗せてみました。
 別々で食べても美味しいですが、混ぜながら食べると味に変化が生まれてまた別の美味しさを味わえます。
 スパイスカレーというとハードルが高く感じるかもしれませんが、蓋を開ければなんてことは無いです。基本のターメリック、クミン、コリアンダーさえあればもう初心者脱却です。辛味を足したかったらチリペッパー系、香りを足したければキャラウェイやシナモンとか。ちょっとずつ目的に合わせてスパイスを増やしていくと気付いたらスッカリスパイスの虜。テーブルの上でアジア旅行を楽しめます。
 一緒に世界旅行に飛び立ちましょう!

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