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【子育て】子どもから遊び場を奪ってしまったけれども、それでもたくましく育ってほしいtamamio的願い#326

おはようございます、tamamioです(^^)子育て中の皆さん、現代社会は本当に子育てに適していない。そう思われることはありませんか?

今回は、私が教師として子どもから遊び場を奪わざるを得なかった出来事と、子ども達へのエールを発信します。

1 制限があるから工夫が生まれる

先日の発信の後に、次のように述べました。

今日から「甘酒縛り」で料理を作ります!制約があった方が、いろいろと工夫ができて面白いですよね!

「制限があった方が面白い」は、どの世界でも言えると思います。スポーツも、制限(=ルール)があるから面白い。

仕事だって、制限があるから頭を使うのです。

2 斬新過ぎる、子どもらの遊び

こんなことを書いたのは、学校での出来事がきっかけです。

私は小学校教師です。一年生を担任していますが、子どもは本当に大人が思いもよらないあそび場を見つけ、思いもよらない遊び方をしてくれます。

先日、廊下の窓ガラスが割れました。どうやら、学年の観察畑から、窓の間の壁に石をぶつける遊びをしていて、手元が狂ったそうで・・・。

石を投げてる時点でアウトなのですが、子どもら的には「人に当てないからいい」と思ったようです。いや、手元が狂うでしょう。その時、人が通ってたら危ないでしょう・・・。

3 黙認できなくなった駐車場での遊び

と同時に、駐車場の植木周辺で大人しくままごとをしていた女の子たちにも、問題が起こりました。

駐車場で遊ぶのは車に傷がつくので常識的にはNGなのです。が、あまりに楽しそうに遊んでいるので「植木の境(石段)から出ない」「車に近づかない」を約束させて黙認していました。

が、それを見たやんちゃ男達が駐車場で鬼ごっこを始めたのです。もう黙認できない。車を傷つける前に、止めさせねば。

4 苦渋の決断・子どもから遊び場を奪う

と言うことで、子どもの遊び場を制限することにしました。「遊んでいいのはここからここまで」。「ここでは遊ばない」。

ただでさえ自由に遊ぶ場がない子ども達に、こんなことは本当はいいたくないのです。本当は、もっともっと自由に遊んで、いろんな経験もしてほしい。

その中で「ちょっと危ない遊び」にも挑戦してほしいし、それからたくさん学んでほしい。こんな本もあります、面白いです。

本当に、今の子ども達は可哀そうだなぁと思うし、現代社会は子育てに適さない環境だなぁと思います。

5 いつの時代も、子どもは強くたくましい!

が、同時にこうも思うのです。

確かに制限はある。わけのわからない大人に、あれこれダメ出しされる。それでもめげずに創造性を発揮してほしい!

例えば、やんちゃ坊主の代名詞「こち亀」の両さん!(※『こちら亀有公園前派出所』という少年漫画の主人公・両津勘吉さんです。)

http://www.j-kochikame.com/character/index.html

両さんは、生まれも育ちも東京台東区浅草という、生粋の江戸っ子。戦後の高度経済成長期に少年時代を送ったのですから、豊かな自然とか、広大な野原とか、そんなものはありません。

遊び場と言えば、近所の路地裏とか、そこら辺の適当な場所だったと思うのです。でも、こんなにたくましく、自由に、創造力豊かに育っています。

だから「制限されて」とか「遊び場がなくて」と子どもを憐れむのは違うな、とも思います。

私たちが思うよりも、もっと子どもはたくましく、ユニークで、強い。そう信じていますし、日々実感しています。

がんばれ、子どもら!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!そう、子どもは強い。そして、「元子ども」だった私たち大人も、本当はもっと強いのです。負けるな!

では、今日も素敵な一日を!


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tamamio 読書 club🎈ー成長マインドセットを持つ、子育て小学校教師の人生進化論ー
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。