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売国奴と呼ばれる人たち:ロレンソ・デ・サバラ
ロレンソ・デ・サバラ(1788-1836)はメキシコ・ユカタン出身の政治家・ジャーナリスト・医師。
熱烈な共和主義者であったサバラは、連邦国家メキシコの憲法草案の執筆にも携わるほどのインテリで、当時のメキシコの最高の知識人でした。
ところが軍人サンタ・アナが独裁色を強め、サバラが描いた共和主義が踏みにじられていくのを目の当たりにし、独裁に抵抗するためにメキシコに帰国しテキサスに移住。
そこでサバラは自分の理想とする共和国家の実現を目指し、テキサス分離勢力と結び、テキサスのメキシコからの独立を支持します。テキサス共和国の憲法の草案を書き、国旗のデザインも手がけ、副大統領にも就任しました。
その後テキサスはアメリカの連邦の一つとなったため、サバラはメキシコ人からは「テキサスをアメリカに売り渡した売国奴」とみなされています。
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