#055 アジア人女性はナメられてると感じてしまった話(シチリア旅行記その2-2)
こんにちは、マルタのタマルです。
1日目、最高のシラクーザ旅行をキメた私ですが、2日目は最高とはちょっといきませんでした(タイトルが不穏ですみません)!
先に言っておくと、シラクーザはいい場所でした。シラクーザは、悪くない!
10:00 晴れ!!
前日は降ったり止んだりのあいにくの天気でしたが、翌日はピカッと晴れて暑いくらいでした。シチリアの海が輝いている…!
オルディージャ島を出る前に、朝食を食べました。前回逃したブリオッシュをリベンジです。
11:00 教会着!なんだけど…
まずはカラヴァッジョの絵があるというSantuario di Santa Luciaへ向かったわけですが、そう、この日は日曜日。朝はミサなのです。毎回これを忘れてしまいます…何度目のミスよ!!
見学できないわけじゃないけど、敬虔なキリスト教徒ではないのでやっぱり気が引けます。道を引き返して別の場所へと向かいました。
11:15 Basilica Santuario Madonna delle Lacrime
こちらも教会ですが、ミサ中ではなかったのでイン!近代的な建物で、街のどこにいても見えるランドマーク的な役割を担っています。
この教会、「涙の聖母教会」というらしいのですが、なんと60年前に聖母の小像が涙を流し、その涙に触れた300人の病気が治るという奇跡が起こったそうで、これを安置するために建てられた教会だというのです。
60年前って結構最近だよなあ。すごいことだ。
シチリアでのナンパ、2回目
さて、次の場所へと向かう途中のこと。陽気なGuyに声をかけられました。前回はパレルモでしたが、シラクーザでもまた。
「どこ出身?」「日本だけど」「いつ帰るの?」「やー、日本には帰らないかなあ…」「えっ、なんで?日本が嫌い?」
んー、めんどくさいなあ……。
「このあとの予定決まってるの?」「んー、ちゃんとは」「ご飯行こうよ!」「いや…」「え、なんで?シチリア人が嫌い?」
「No(私は、そうじゃないと言いたかったんだけど、アジア人あるあるのミス)1人が好きだし」「No!? じゃあヤれないってこと!?」
だ!る!い!!
「No!!!(今度はマジのやつ)」「OK、じゃあね。いい旅を!」
……危険なことは何もなかったけど(むしろ白昼堂々そんなこと問いかける健全さを眩しくすら思う気持ちもあった)、どっと疲れた。ここ教会の敷地内やぞ!!!
11:30 Museo Archeologico Regionale Paolo Orsi
……気を取り直して。ここの州立考古学博物館が、無茶苦茶ボリューミーな展示でした。いわゆる四大文明の時代からの遺跡を大量に展示してあり、じっくり見てたら3時間ぐらいかかるのでは…と言うサイズ。割とスキップしながら見たけど、それでも1.5時間ぐらいはかかりました。
13:00 ランチ
博物館の後は、歴史地区でもっとも有名ともいうべきParco Archeologico Neapolisへ!気持ちをあげたくて、ちょっと贅沢に敷地近くのレストランに入りました。
景色がめーっちゃよかったし、雰囲気も最高。ごはんもおいしかったし店員さんも親切でいうことありませんでした。
ワイン+パスタ+メインで€22なら、まあそんなに悪くもないよね?
気をよくしたので、デザートも食べました。店員のおじさまは英語を喋れなかったのだけど、必死に「very good!!」と教えてくださってかわいかった。
14:20 Parco Archeologico Neapolis
さて。大満足のランチを終えて、考古学公園へ。
この公園、なかなか広大で見どころいっぱいでした。これ、夏くるとめちゃくちゃ暑そうだな~。10月ですら日差しすごかったのに。秋か春の観光が絶対おすすめ!
15:30 再び教会へ、しかし…
まあ、そういうこともあるよね。カフェにでも入ろうかと思ったんだけど、いまいち立地が悪くて、かつもう歩きたくなかったので(笑)、その辺でぼーっと過ごしました。なお、待っている途中、「ここ何時に開くの?」と2人の観光客に問われました。笑 考えることは皆同じですね。
16:30 Santuario di Santa Lucia
さて、この教会には、カラヴァッジョの絵が飾られています。しくみがおもしろくて、教会の入場は無料なんだけど、その絵を照らすライトを光らせるのに€1〜2かかります。
他の観光客が光らせてくれたので、私は恩恵に預かっちゃいました。
マルタにもあるけど、カラヴァッジョの絵はイタリア各所にあるみたい。喧嘩っぱやくて逃げ散らかしながら名作を何個も描いている破天荒な人柄(まあ殺しすらやってるらしいからそんなに楽観的には捉えられないけど…)に反して、絵はすごく静謐な感じなんだよね。
17:15 Pista Ciclabile Rossana Maiorca
バスの時間まで少しあったので、写真映えするとGoogle Mapsが教えてくれた場所へ。行ってよかったです!もっと長い時間過ごしたかったぐらい。
教会からは坂を登った先にあったのでちょっとしんどかったけど…!
17:45 バス待ちの最中
一通り回り終えたので、カターニア空港へ向かうバスの停留所へ。発着駅ではなく途中のバス停で待つことにしたので、とにかくなーんもない場所でひたすら待たされました(バス会社からのメールで「少なくとも30分前には着いといてよね!」ってリマインドが来たから慌てて行ったんだけど、マジでその必要は一つもなかった。騙された!)。
待っている途中、「からかい」のクラクションを1度鳴らされ(Fooooo!という類の奇声あげられた)他、明らかに「アジア人女子だから」わざわざ振り返って声をかけようとした男性がいたので思い切り無視をしたら、彼も何かを察し立ち去っていきます。無視 is 最強。
19:30 カターニア空港へ
フライトの2時間前に着いたカターニア空港ですが、あまりの人の多さに驚きました!もうね、座る椅子が全然ないの。どこもかしこも混んでいます。日曜の夜だからでしょうか?
お腹も空いていたんですがレストランもなく(小さな空港だからね)、ちょっと並んでイカ墨のアランチーニを食べました。
行きはRyanairを使ったのですが、帰りはWizz Airを利用しました。……が。正直、これが大ハズレでした。
まず、(格安航空だから仕方ないとはいえ)足元の掃除とかが全くされてなくて、パンくずがこぼれたような汚さ。さらには、隣に座った男性がまあまあでかい音量で動画を流し続けてきます(まじか)、さらには私を二度見して体を向け、出身国を問いかけ会話を試みてきます!ああああああああああああもう!今日だけで何回目??もう沢山だが!?!!??!??
……あまりにめんどくさそうに対応したからでしょうか、その後は彼も話しかけるのをやめてくれましたが、正直フライトが45分じゃなかったら耐えられなかったと思います。
せっかく素敵な旅だったのに、アジア人(日本人)女性だからという理由でナメられたことに憤りを覚えました。普段は全然声をかけられる方ではないし、「いやいや、そんなこと思うなんて自意識過剰でしょw」とさえ思っていたけど、いざ声かけられる側とマジでわかるもんですね、あれって。勉強になりました。ナメられないようにもっとイカつくなるべき!!!!!
そんなわけで
いくつか腹立つことはあったんだけど笑、シラクーザは楽しめました!!
ショッピングとかもできそうだし、観光にはおすすめ。でも日本人女子は気をつけてくれよな!!(外国人彼氏募集中の人には向いてるかも)
それではまた次の記事で〜!