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スパイシーで、ボーダレスな生き方 *S2.15

先日、お手伝いしているカレーやさんのイベントで素敵な方にお会いしました。
「"スパイシーまえば"です」というインパクトのある自己紹介。
名前だけ聞くと、がつがつしていそうなイメージを持たれそうですが、
ご本人は物腰柔らかく、話していて癒されるような方。
カレーマニアでありながら、さまざまな社会貢献活動を行っている素晴らしい方でした。

スパイシーまえば さんという方

本名は、和田菜水子さん。
「カレー遊牧民 スパイシーまえば」として、カレー文化を全国に広める活動をしているという活動家。
出身地の広島に住んでいた時には、さまざまなメディア取材、カレーイベントの主催、ゲストとしても活躍していて、カレーの妖精・カレー大使とも呼ばれるほどの人気者。
アジアを旅した時に、"カレーは国境を越えてどこにでもありつつも、その土地の食文化が反映されている"という「ボーダレスかつ異文化交流/理解のきっかけになる」ところに魅力を感じているとのこと。

一方で、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいて、地域の活性化事業にも携わっています。
東北の震災後、宮城石巻に一定期間移り住んだ際には音楽で人と地域とつながるという活動をし、その後広島に戻り災害支援に関するお仕事をしていたそう。
そして1年半前に宮城県に移住し、現在は富谷市でITを利用しながらのまちづくり・コミュニティ支援の活動をしていらっしゃいます。
スパイシーカレーとITで、”ボーダレスな環境づくり”。
お話を聞くだけでもとても面白くワクワクするものでした。

それぞれの地域に深く関わってきたスパイシーまえばさん。
「広島から富谷に移住してきて、どう感じているんだろう?」
そんな単純な疑問がわいてきて、質問をしてみました。

答えは「地方のアイデンティティが薄いように感じる」という言葉でした。そういう感じ方をしているんだ!と新鮮さを感じつつも、理由を聞いてとても納得。

歴史と人が作るアイデンティティ

スパイシーまえばさんの出身地である広島は、「広島県民である、広島市民である」という認識や意識を持っている人が多い。
それは、「嚴島神社」「原爆ドーム」といった世界遺産が2つがある地域でもあり、後者については歴史や存在する意味を教わる機会など、幼少期から「広島市民であること」を実感する場面が多かったのが影響しているのでは?と感じているそうです。

私も広島に観光で行ったことがありますが、路面電車、広島城など歴史ある観光スポットとしての魅力がたくさんありますよね。そしてまちを歩いていて常連さんがいる様子や、道で知り合いに会ったのかな?というような場面を見たりしたことから、地域交流が活発に行われているのかなという印象を持ったのを思い出しました。

富谷市

一方で富谷市は、2016年に「市」になったばかりのエリア。
それ以前は、黒川郡に属する「町」だった。
スパイシーまえばさんが周囲の人とお話していても「私は富谷市民!」的なアイデンティティをあまり感じないとのことでした。
郡に属している一エリアという感覚があること、移住してきた人たちが多いエリアであることも関係しているのかもしれないけれど、
実は400年の歴史をもった街並みもあるし、現在進行形でまちが発展しているという魅力もあるということをお話してくれました。
(例:「富谷しんまち」https://shinmachi-tomiya.com/

まちのアイデンティティが生まれれば、そこで作られるコミュニティーもきっと強固で楽しいものになるんだろうな、と感じました。

その土地に住む人たちによって生まれる地域のアイデンティティ。
これから、富谷はどうなっていくんだろう。楽しみです。

スパイシーで、ボーダレス

カレーを食べ歩き、ボーダレスな環境を作っていくという、まさに「スパイシーでボーダレス」な生き方。
話してくれている姿に、ワクワク感や情熱を感じて嬉しくなった時間でした。
「スパイシーまえば」さんのSNSはこちら
Twitter:
https://twitter.com/spicymaeba
Instagram:
https://www.instagram.com/spicymaeba/?hl=ja

趣味の領域を超えるほどのカレー愛を持つ方。
近々「生き方と暮らし方と働き方の実験のようなカレー旅」をする予定とのこと!
行動力のある、明るいエネルギーを感じる方。これからの活躍もとても楽しみです。

素敵な出会いに感謝。

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たま|グアムに嫁いだ日本人
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