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カヌレと酒粕 *S2.37

日本でここ数年で人気が出てきた?カヌレというお菓子。
何年か前に一度食べたきり、そんなに魅力に思うこともなく再度手に取ることはなかったのですが、ここ数年カヌレがメディアに取り上げられているのを見て、人気が出ていることを知りました。
なぜそこまで人気なんだろうか。
目新しそうなスイーツに、殺到しているだけ?
メディアに踊らされているのかしら?なんてことも考えたりします。

カヌレと酒粕

そもそも、カヌレって何ぞや。となったので調べてみると、
正式名称はカヌレ・ド・ボルドー(cannele de bordeaux)という、フランスで生まれたお菓子でした。

canneléとは溝を指します。12の溝のある銅の型で焼き、型には蜜ろうを塗ります。蜜ろうを塗ることによってお菓子が型から簡単に外れるばかりでなく、お菓子にカリカリした食感を与えます。黒っぽく焦げたような、キャラメリゼされたカリカリした表面の中に、しっとりとした弾力のある生地が隠されています。この意表をついたコントラストがカヌレの特徴です。
一般社団法人 日本洋菓子協会連合会
https://gateaux.or.jp/ufaqs/%E3%82%AB%E3%83%8C%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC/

歴史には複数の説があるようで。長いストーリーがあるお菓子なのですね。

歴史があるお菓子。そして日本で生まれた酒粕にも、ながーい歴史があります。
それぞれの国に根付いた食べ物のコラボレーション。
感激の味が、宮城県大崎市にありました。

Vin-ya Jete Ashigaru ヴァンヤ ジュテ アシガル

大崎市古川にある「食の蔵 醸室(かむろ)」という商業施設。
古川の原風景を感じられるエリアで、蔵を改装して様々なお店が集まっています。

その中にあるイタリアン・フレンチのお店「Vin-ya Jete Ashigaru ヴァンヤ ジュテ アシガル」
1993年にフランスに渡り、日本でもビストロで経験を積んできた、ソムリエの資格も持つシェフが営むお店。
入り口から様々なアートが迎えてくれます。海外を旅した時に「昔からあるお店」として出てきそうな雰囲気。

こちらのメニューに書いてあった「カヌレ」の文字。
酒粕を使ったカヌレと書いてあり、あまり好みではないものの気になるから頼んでみようというチャレンジ精神のみでオーダー。

届いて、まず見た目が違う…!とっても柔らかそう。
食べて、感動。
酒粕をほんのり感じるけれども、良い香り~で終わる。
お酒が苦手な姉も、美味しさが感動レベルです、、、と持ち帰りできないか聞いてみようと提案してきたほど。

カヌレって、美味しいものなんですね…!
私も文字通り、目が大きくなりました。
私のカヌレへのイメージをガラッと変えてくださったお店さんです。
こちらで味わって以降、カヌレという文字を見ると「ここのはどんな味なんだろう?」気になるようになってしまいました。笑

ただ、あの酒粕カヌレは感動もの。唯一無二だと思います。
パスタも、もちろん美味しかった。
でも、こちらのカヌレについては特筆すべき!と思ったのです。

店舗情報

特別な日の食事にもピッタリの雰囲気。
人気店なので、特に週末や祝日に行く場合には事前に予約することをおすすめします。

こんな素敵なお店が宮城にあるなんて。幸せすぎる。
新たな食とのご縁に感謝。


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たまログ/グアムに嫁いだ日本人
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