奥高尾・景信山へ
春色に染まる山を見るのが大好きです。今年は高尾山の先にある一丁平の千本桜を見に行きたいなぁと思い、計画を立てましたが、思いの外早く到着したので、そのまた奥の景信山まで行ってきました。そこからの眺望が素晴らしかったのです!
一緒に登ったのは山友のAさん。
高尾山は高尾山口駅前からすぐに登山開始ができ、登るコースも複数ある上にケーブルカーやリフトがあり、初心者にも登りやすい山だ。高尾山までは登ったことがある、という方は多いと思う。高尾山を登った先の奥高尾と言われる方面には一丁平、小仏城山、景信山、そして陣馬山へと続く。今回は一丁平の千本桜を見てみたいのと、小仏城山まで行き、そこから日影林道を降りてバス停に向かう途中から見られる桜色の山の景色を見よう、と計画した。
天気は上々。朝8時に高尾山口をスタートする。高尾山頂までは6号路といわれる自然豊かな山道で登る。途中には沢登りのような箇所もあったりと楽しい。最後に木の階段が続くのだが、それを越えたら山頂だ。さすが健脚のAさんはペースも早め。私が遅れがちに着いていく。
山頂は時間も早いせいか、そこまで人は多くはない。本当は富士山が見られるはずだが、霞んでいて残念ながら姿は確認できなかった。
ここから一丁平へは一旦下ってから向かう。山の稜線歩きは下って登るの繰り返し。せっかく登ったのに下るのかぁ、と、もったいなく感じるのだが、山は平坦ではないからこそ美しい稜線が見られるのだし、縦走の醍醐味はこの登り下りなんだろうな。
一丁平までの道沿いにも山桜が所々に咲いている。山桜は背が高く、花は上の方に咲いていて、そして少し葉も出ているので、桜の花がわぁっと咲いている感じとは違う。そこがまた山桜の良いところだが、河津桜やソメイヨシノの並木道の満開の桜に比べると地味目。でも自然味にあふれていて私は好き。
歩いていると、ふっと空間があって、そこにうっすら富士山が姿を現した!やっぱり富士山が見えるとテンションあがるのは私だけではないはず。Aさんも写真を撮っている。
そうしていくうちに一丁平に到着。結構人もいて皆、思い思いに楽しんでいる。私たちも木のテーブル席で休憩を取る。山桜が美しい。
小仏城山はここからもうすぐ。目標の鉄塔が良く見える。山頂できのこ汁をいただくのが楽しみ。さぁ出発していきましょう。ここからは登り。
予定より1時間ほど早く小仏城山に登頂。きのこ汁は出汁しょうゆ味を選ぶ。あったかい汁物がありがたい。登っていると暑いが止まると冷える。これはおいしい!
さて腹ごしらえもしたし早めに着いたことだし、どうしようか、とAさんと話して、ここから景信山まで行って帰ってきても2時間弱だろうから、行ってみよう!となった。
また一旦下る。結構下る。これをまた登って戻ってくるのかと思うと私の足、大丈夫かと心配になる。でも今日は調子がいいし大丈夫そう!
しばらく歩くと、開けた場所に。するとそこからは私の大好物、春色に染まる山の斜面が見えてきた!あぁこれこれ、この色合いが好きなんだよなぁ。と。
この先はこの斜面が見え隠れしつつ登る。ご褒美を見ながらなので辛くない。そうこうしていくうち細い路を通ると、絶景が!わぁぁぁ〜期待以上!
景信山山頂手前の展望台広場。どーんと開けた景色。小仏城山から来た道が見える。桜に染まっている道。なんて素敵なんだろう!
奈良県の吉野山に匹敵するんじゃないかくらいに私には思えた。それをAさんに言ったら笑われたけど。でもそのくらいに私には素晴らしく感じた。
うっすら桜色にそまる山肌と緑色のままの箇所が入り混じり模様を描いているよう。低山でも十分に絶景を楽しめるのは嬉しい。あぁ登ってきて良かったなぁ。一人だったら景信山まで来なかっただろう。山友がいるのは心強い。一度来たから次は一人でも大丈夫そう!
さて、ここからまた小仏城山まで戻り日影林道を使い下山。とあるブログで紹介されていた桜の景色が見えるポイントでは、時期と伐採の関係か、期待していた感じではなかったが、それも実際に足を運んで来たから分かること。全て良し!いつも思うことだが、自然、山や森に感謝。一緒に登ってくれた友に感謝。送り出してくれた家族に感謝。美しい景色に癒され気持ちも豊かに幸せ。山っていいよなぁ。達成感と充実感。生かされている感覚。
そして下山後には大仕事が!笑
この日は私が推しているピアニストの髙木竜馬さんの「ピアノの森」というタイトルのコンサートチケット発売日。良い席を取るには早くチケットサイトにアクセスするのが一番。でも山の中だと落ち着いて取れないのでやはり下山してから。でも、山の麓、森に近い場所で「ピアノの森」のチケットを予約するなんて、なんだかとても素敵、と思う私はおめでたい笑。このチケットは特別な感じがして、聴きにいくのがますます楽しみなのです♡
この日はここのビールカフェのオープン日らしくイベントが開かれていた。
この高尾オリジナルビールも美味しかった!お疲れ山でした。良い1日をありがとう。
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