#BTS #Butter からの #Permission to Dance
おりしも、日大の不正理事が逮捕されたというニュースがありました。なんども改革しようとしてきたわけですが、日大理事会組織は教育者が学生に不正を強いていた理事を変えることなく、結局、事件、逮捕となりようやく解決の可能性が出てきました。そんな「大人」や「既存」の組織や世界からの反省を込めて、、、です。
BTS、ただのアイドルだったはずですが、今や世界の若者の声の代弁者を経て、さらには指導役になってます。
過去、韓国でも、なぜBTSが世界でこんなに人気が出たのか、「研究」されました。韓国は大手事務所の力が強いので、中小かつ地方出身のメンバーで構成されたグループが韓国で成功するのは難しかったのですが、なぜ海外で、それもアメリカで成功しているんだ?という疑問からでした。
今、日本でも韓国でも彼らを知らない人はいないでしょうし、図らずとも口ずさんでしまっている人、いつの間にか歌を聞いている人が大多数のはずです。BTSの活動ニュースは、ジェンダーやマイノリティへの配慮とリンクし、世界で進んでいるダイバーシティや、青少年問題を提起する国連やユニセフの活動と結びつけられ、日本のワイドショーでもヤフーニュースでも取り上げられ、多くの人の目に触れています。
そのため、音楽やアイドル、K-popと縁がない人も、BTSという名や音楽に接することになっているわけです。
国連スピーチの内容などからも、彼らが背負い始めている、その荷の大きさは計り知れないことがわかりますが、それによって多くの若者が社会問題にさらに関心をもちはじめています。BTSはさらに責任を持ち始めますが、ユニセフの広報目的はコンプリートされます。
「意識高くなかった」アミ(BTSのファンダム)からしても、BTSのスピーチ内容などを理解しようとし、攻撃するような言説には戦い始めます。自分たちの「推し(大好き)」をただただカッコいい、クールだと音楽を聴いて消費するだけでなく、彼らを守り、育てる一環で、彼らの唱えた社会理念を自分の言葉として語るようになります。消費から、リアクティブな関係が築かれ、彼らの唱える信念を自分たちも実践しようとするのです。それは、アミ活を通じ、さらに強化、再生産されます。もちろん、再生産される過程はSNS文化と共鳴し、拡散していきます。ものすごいパワーとエネルギー、そしてスピードです。
世の中のお父さん、お母さん世代も、学校で教育に携わっている人たちも、子どもや生徒から何度も聞かされ、見させられ、ただただ、ふ~んと思っていたものが、いまや自分たちの知っているアイドルとは異なる影響力と理念を発していることに気づかされるわけです。
このような影響力、年配者が若輩にしていた時代は終わり、同世代のリーダー的な人、「インフルエンサー」が社会を動かしています。
首長の鶴の一声で動いてしまう組織はたくさんあります。「先生」は常に教える人でした。しかし、SNS時代、それでは実際、なにも心に響かず、動かず、変わらない気がします。
まずは、上司であり、先生である世代が、忖度や言いなり、前例などから離れ、視野を広くもち、親であり、私たち自身が信念やビジョンを持ち、子どもたちや部下に堂々と説明できる価値観でいたいものです。