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1月に手帳を手放した話。

1月が苦手だ、と最近気がついた。

生きてきてもうすぐ40年がたつ。
いくつになっても新たな発見があるから、人生はおもしろい。

じゃあ何月が好きなの? と聞かれても、わからない。
だけど、とにかく1月が苦手。


年のはじまりで、人が集まったり、「おめでとう」と挨拶をする。
初夢、初売り、福袋やおみくじ。
1年のはじまりを祝う運試しで、街中が祝福ムードに包まれる。

クリスマスから続いたホリデーシーズンの最終体系、浮かれポンチとでもいおうか。
その浮わついた雰囲気は決して嫌いでも、苦手でもない。



それなら、なにが苦手なのか。

わたしが苦手なのは、1年の目標を立てること。
新年にたてる今年の目標が苦痛なのだ。



未来なんてわからないし、未知だからおもしろいしワクワクする。
なのに、目標を立てなきゃいけないという義務感を勝手に感じてしまうのだ。



『年末の自分と答え合わせ』。
『なりたいわたしからの逆算思考』。
『目標は具体的な数字で書くと叶う』。


そういうの、ぜーーーーーんぶつかれた。



逆算しなくても、なりたい私になる未来は決まってる。
自分の好きなこと、楽しいこと、気持ちに正直に生きてたらそうなるに決まってる。
理由なんてなく、ただ信じていること。



なりたい自分になるために、なりたい未来を手にするために買った手帳を手放した。
数千円した高い手帳だったが、持っている、見ているだけで気分が悪くなったのでしかたない。

昨年秋から使いはじめ、描いた未来を手にできないのが怖くて逃げたのかもしれない。


でもそんなの関係ねえ、オッパッピーだ。
2025年も最初の1か月が終わろうとしている。オッパッピー。

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