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2023年読んでよかった小説たち
2023年。
当初の目標は「小説を100冊読む!」
私は元々、小説が大好き!
「読書=小説」だった。
しかし、ここ最近「読書=知識や学びを得るもの」という本との関わりが増えて、小説から足が遠のいていた。
でも、やっぱり小説が好き。読みたい。
そのことを改めて感じたから立てた目標だった。
実際の所は今年、私の読んだ冊数は63冊(2023年12月21日現在)。
目標は、達成ならず…なんてこったい。
2023年私の心に響いた小説
今日紹介したいのは2冊。
①とわの庭 小川糸
この作品は生まれつき目の見えない少女「とわ」のお話。
目が見えない中で、感じる音や植物の香りとともにお母さんと二人で暮らしていた。
しかし、大好きなお母さんが働きに出るようになったことから生活が変化。
食料がなく食べることもできない、家は足の踏み場もなくトイレにも行けない、そしてお母さんが帰ってこない。
目が見えない「とわ」にとって、今がいつなのか?
時の流れがわからない。
そんな暮らしから急に保護された。その時、「とわ」は25歳になっていた。
劣悪環境で25年余生まれ育った「とわ」が必死に生きる姿を描いた作品。
保護された後の「とわ」が必死に、たくましく生きていく姿はとても美しい。
「とわ」が特別強かったわけじゃない。
毎日が楽しくなるように生きていたらたどり着いた先が、その日常だったように感じた。
懸命に生きる姿が誰かの勇気に繋がっていく。
そんなことを感じさせてもらいました
そしてもう一冊はこちら。
②男ふたり夜ふかしごはん 椹野道流
高校時代の先輩と後輩が兵庫県芦屋市を舞台にふたり暮らし日常をスタート。
先輩は医師、後輩は小説家。
挿絵のタッチからBL?!ラノベ?!と思いつつ読み進めるが、そんな事は全くないどこまでも美味しいものに溢れた一冊。
先輩の関西弁のコテコテ具合が多少気持ち悪さがあるものの、兵庫県西宮市出身の私としては読んでいて面白い。
また、お取り寄せがどれも秀逸かつ高級感のあるものが多くググりながら注文リストに入れさせてもらった😂😂😂
美味しい食べ物と楽しいエピソードは読んでいて、幸せホルモンドーパミンがドバドバーーーー。
最後に
小説はこれまで娯楽だと思っていたけれど、自分の中に経験値として積もっているのかもしれない。
たまには、是非小説を手に取ってどっぷりその世界観に溺れてみてほしい。
2023年もたくさんの本との出会いにありがとう。
「今年読んでよかった本」の企画に乗っかって今回は書かせていただきました。
素敵な機会に感謝です🎉🎉🎉