棒/ワンドの4
棒/ワンドの4
大まかな意味(正位置の解釈)
4本の棒で作ったアーチが、何やら楽しそうな宴の入り口を示しているようです。遠くには住みやすそうな城がそびえており、花束を持った若者2人がこちらを見て両手を挙げています。遠景にも祝宴の参加者と思しき楽しそうな人影が見えます。黄金の空は豊かさを示しており、これが文句なしに幸せな状況であることを示唆しているようです。花が咲き、緑に溢れ、この城は多くの人の拠り所となるでしょう。「棒/ワンドの3」で新天地を見つけた後に、安住の地を開拓し根付かせたことを示すカードです。
★大まかな意味:安定した幸せ、居心地の良い環境、親身で温かい交流
★人間関係/恋愛上の意味:安定した幸せ、居心地の良い人間関係、安らげる関係
日常における物事との関連:ホームパーティー、卒業式や結婚式などの式典、製品発表会や小規模な試写会、モデルルーム/住宅の見学など
逆位置
棒/ワンドの4については逆位置の解釈を採用しないという占い師もいるほど幸福感に満ちたカードですが、筆者は逆位置も読みます。逆位置になると、棒/ワンドの4の安住がやや腐り始めます。本当にここは楽しいところでしょうか?退廃の影は忍び寄っていないでしょうか?居心地の良い関係や安住の地を保つのは難しいことで、安らぎは時として惰性に変わりますし、当初温かく柔らかく感じていたものに、自分が成長したために次第に違和感を感じることもあるものです。もしかしたら、今は安住の地を捨てて、新たな環境に飛び込むべき時期に来ているのかもしれません。そうでなくても、せめて自分は成長できるように何かを変えるべきだと、「棒/ワンドの4」逆位置は促していると取れます。
★大まかな意味:安らげる関係に感じる違和感、何かが違うという感覚、居心地は良いが退屈が忍び寄っている状態
★人間関係/恋愛上の意味:マンネリとした関わり、既に関係からは脱皮しているのに今の状況にいる状態、(このカードを得た人物の方が)相手よりも成熟したために相手にとって不釣り合いな相手になっている、あるいはその逆、何かを変える必要
日常における物事との関連:あまり楽しくない集まりや式典、憂鬱な親族同士の集まり、楽しくない部活動など
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