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棒/ワンドのエース

棒/ワンドのエース

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大まかな意味(正位置の解釈)

  灰色い空を背景に、真っ白な手が葉が芽吹く棍棒を持って雲から顕現しました。白い手は純粋な力を暗示しており、また掴んでいる棍棒も瑞々しく生命の躍動に満ちた物であることから、これからぐんぐん伸びていく情熱や計画を暗示しているようです。この棍棒(棒/ワンド)は純粋な「火」のエネルギーを示しており、湧き上がる希望やインスピレーション、それに突き動かされて行動するようないてもたってもいられない熱い気持ちを象徴しています。遠景に見える丘や森も比較的平らかで、城がそびえているくらいのものです。これからの道のりに少しの試練はあっても、この始まりは希望と情熱に満ちたものであり、この初心があればどんな障害も冒険に挑むような心境で乗り越えられることでしょう。
 ★大まかな意味:情熱を持った始まり、計画の始まり、温度の高い感情、インスピレーションや情熱が強い状態
 ★人間関係/恋愛上の意味:情熱的な関係の始まり、一目惚れ、強い熱情を感じている状態、希望に満ち溢れている感覚
 日常における物事との関連:計画や事業の始まり(特に仲間内の士気が高いもの)

逆位置

  正位置とは異なり、情熱に水を差されるようなことが起きたり、そのせいで心が拗ねてしまって燻るような思いを抱えることになりそうです。計画が、仲間内の利害が一致せず士気が低くなるなどの理由で頓挫したり、希望に燃えていた状況の火が消されたりしてしまうようなこともあるかもしれません。また、何かを新しく始めたいと思ってもどうしても気力が伴わなかったり、計画への意欲を表に出せず周囲を巻き込めなかったりするためにスタートへの出鼻が挫かれるという事態も想定されます。情熱が燻ってしまう理由を探して、取り除きたいところです。
 ★大まかな意味:情熱の低下、気持ちが燻ること、拗ねるような心境、何かをやりたくても着手できない/表に出せない
 ★人間関係/恋愛上の意味:気持ちを表に出せない、拗ねている、言いたいことがあっても言わない、(関係が成立していない場合)気持ちがこちらに向いているとは言い難い、(関係が成立している場合)相手に何かが伝わらず、片思いのように感じてしまう状況に陥るために気持ちが腐り始めている/単純にやや冷め始めている
 日常における物事との関連:計画の挫折(士気の低下によるもの)、仲間内の士気低下

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