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金貨/ペンタクルの7

金貨/ペンタクルの7

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大まかな意味(正位置の解釈)

  ツルに実った7枚の金貨を見て、シャベルを持った人物が物思いに耽るような表情で佇んでいます。画面の大部分を占めるこれらの金貨を実らせるのは並大抵の努力では難しかったでしょうに、どこかこの人物の表情からは満足という要素が抜け落ちているように見えます。空は灰色く、暖かさを感じさせる色彩は金貨の金色と人物のチュニックの橙色しかありません。それでも、この人物のアンダーシャツとズボンの両方が水色であることを考慮すると、表向きは情熱的かつ勤勉に見せていても、内心は冷静というか、冷淡というか、そんな心の状態で自分の成果を見つめているのかもしれません。もっと成果を挙げるにはどうしたらいいか、そもそも立派であると評価されるだろうこの成果は自分の欲しい物なのか、それを考慮する時期に来ているようです。絵にならって農作物に例えるならば、品種改良をしたり糖度を高くしたりするなど試行錯誤や工夫の最中にあるのかもしれません。
 ★大まかな意味:努力した末の停滞、これが欲しい物なのか考えている状態、退屈や飽きが来ている、何か新しいものを求めているがそれが何なのかわからない状態
 ★人間関係/恋愛上の意味:マンネリとした関係、停滞感を感じている、お互いの成長が頭打ちの状態で打破しようのない退屈が漂っている、代わり映えしない日常にやや苛立ちや気持ちの温度が冷めるような事態が起きている、(関係が遠い場合)今は仕事のことなどで頭がいっぱいで気持ちが向いていない
 日常における物事との関連:試行錯誤、成長しきった市場にある定番商品、ブレイクスルーを待っている状態

逆位置


  逆位置になると、いよいよこのマンネリというか、中々動かない状況に対する苛立ちの要素が強くなっていると見えます。この絵の人物はコツコツと頑張って今までの財をなして来たことでしょう。しかし、コツコツと頑張るにも刺激や楽しさ、何か新しい発見がなければ限界がきます。このカードの逆位置は、いよいよどん詰まりを迎えている状態を示唆しているようです。今までの成果があまりよく見えない状態や不満が大きくなって、毎日あくびが出るような退屈さと、そのための失望感などが募っている状態とも言えるでしょう。これを変えるには抜本的な改革、あるいは新たな技術の取得、別の人物と関係を結ぶことなどが必要になってきそうです。一人で居ると停滞するばかりならば、新しい風を呼び込みましょう。
 ★大まかな意味:長いこと代わり映えがしない状況に対する不満が募っている、これでいいかと小さくまとまる一方で刺激を切望している、やり方を変える必要、これで頭打ちだとどこかで感じている(あとは満足の問題)、(事業や企業活動を占った場合)小さく纏まって衰退する市場に居続けることを回避するには何かの抜本的な改革が必要だと促されている状態、小さく纏まることも選択肢のうちだと教えられている状況
 ★人間関係/恋愛上の意味:刺激のない関係、無関心が忍び寄っている関係、義務感で続けている状態、日常生活を営むためと割り切って行うこと、(片思いの場合)中々実らず友達以上恋人未満のような状態が続くこと
 日常における物事との関連:停滞している関係、このままでは腐るような状況、旧態依然としたまま改革が行えず腐っていく組織、小さく纏まること

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