棒/ワンドの２

棒/ワンドの２

大まかな意味（正位置の解釈）

　　地球儀を手にした青年が城塞から遠くの海を見渡しているようです。帽子や身につけている靴から見るにこの青年は地位ある人物のようで、この先の計画に必要な航路の選定やこの先の海路の安全性などを考えているのでしょう。自分の頭と情熱を持って計画について考えているようで、「棒/ワンドのエース」の状態に比べてこれからの絵図の細部を具体的に詰めている段階だと言えます。
　★大まかな意味：計画を練っている状態、リスクや利益について考えている状態、将来のビジョンを思い描いている
　★人間関係/恋愛上の意味：情熱はあるが冷静に状況を観察している、一歩引いたところから対象とどんな関わりを持とうか考えている、（恋愛関係の場合）特定の対象との将来の可能性をやや前向きに考えている
　日常における物事との関連：物事の計画が練られていく段階

逆位置

　　逆位置になると、地球儀を手にした青年の航路の選定もままならず、計画を練る思考もまとまらない状態だと言えます。関係者の中にビジョンを共有できない人間がいるのでしょうか？様々な条件が揃わず、そもそも計画を練ること自体進まないのでしょうか？動き出そうとしていた計画が、何らかの不一致や複雑な事情が理由で停滞していそうです。このまま燻らずにまた情熱が再燃するとよいのですが、そうはさせない事情が絡んでいそうです。
　★大まかな意味：計画すら練ることがままならない状態、関係者の中での将来に向けた意識が統一されていない状態
　★人間関係/恋愛上の意味：将来像の不一致、関係に望むものの不一致、（関係が成立していない場合）無関心や「何かが違うからやめておこう」という敬遠
　日常における物事との関連：内部分裂やビジョンの共有できなさ、統率の取れない状況、進まない会議