新しい世界の入り口はパンドラの箱の中
次のステージへ進みたい、新しい世界を見たいと思った時にこそ、パンドラの箱を開けようと思う。
目を背けて来て、二度と目にしないようにと蓋をしてしまったものを呼び覚ますこと。
なんて(笑)。文字にしてみると、大袈裟だなあと思えるけれども。。
私は、フラワーデザインを学ぶなら日本じゃない、パリだ!と日本を発った身です。
「フレンチスタイル」、「パリスタイル」を散々やって来たので、今更「和文化」って、なんというか…ハードルが高い、高すぎるー(笑)!のであります。
パンドラの箱から飛び出さないように注意しておかなければならなかった。
しかし、年を重ねる毎に、私の中の「和」のDNAが黙っていられない。
特に、日本がどんどん世界から置いて行かれそうな時には、日本は文化こそが目減りしない財産であると言いたいのだ。
海外へ出たことがある人なら同様の経験があるでしょう。私は、単身でフランスへ行った時に、日本人であるだけで割と簡単に信頼を勝ち得た。
まだ20代半ばの学生ビザでやって来たアジア人に、簡単にアパートを貸すとは思えなかった…しかし、私はそれを簡単にやってのけることができた。
あの時ほど、日本人であったことを誇りに思ったことはなかった。そして、先人たちに心から感謝した。
そろそろ「和」をやっても許される気がして、それでも、恐怖心は拭えませんけれど…
私なりに表現したい、和の花とは余白に宿る美学であり、小宇宙の創造です。
鎌倉で始まる文学と花の講座、ありがたいことに続々とご予約を頂いております。本当にありがたい。と同時に、ちょっと震えてます(笑)!
もうパンドラの箱は開いてしまった。。
日本という国は文化を誇れる黄金の島ジパングです。