余白とは洗練から生まれる
目的意識を持って花を活けると目標から遠ざかります。
「ああしたい」「こうしたい」が必ず邪魔になるから。
なぜ、目的意識とか目標が必要なんだろう?それが世界を狭めているというのに。
すみませんね。。これは花教室を22年やって来た私の経験からそう語れるのです。
常にニュートラルで、純粋に花を楽しんでいる方は確かに習得が早いです。
自分がニュートラルであるかどうか、その指標になりそうです。
花を活けるということは。
花があって自分があるから「この瞬間」という時空が存在する。
ただそれだけが真実です。
おやおや…禅問答のようですけれど(笑)。
人に喜ばれることが目標になると真の目的がなくなります。
活ける、生ける、その意味が消えてしまう。
そして自分も消える。
自分を消さない為に、目指すのは洗練ではないでしょうか。
目の前にあるものを、洗い練り上げるという生き方。
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